夜間の排尿増加 - 夜間頻尿を疑うべき？

平均的な排尿間隔は6～8時間に1回ですが、時には夜中に尿意を催すこともあります。
しかしこれが頻繁に起こる場合、あなたは夜間頻尿かもしれません。
真夜中に尿意を催す一般的な原因としては、以下のようなものがあります。


- 膀胱が小さい

あなたが頻繁に排尿する理由は2つ考えられます。
一つは、膀胱が十分な液体を保持できない程に小さい可能性があります。
もう一つは、尿を生成過多です。
ただ、就寝時に排尿が頻繁に起こる場合は、夜間に水分を摂りすぎている可能性があります。


- 感染

もう一つの原因は尿路感染症（UTI）です。
この場合、日中夜間問わず排尿回数が多くなります。
排尿時に痛みを伴うこともあり、また発熱するケースもあります。


- 年齢と性別

年をとるにつれて、朝まで排尿を抑えることを可能にする抗利尿ホルモン（ADH）の生産量が減ります。
しかし、前立腺肥大がある男性や更年期障害がある女性など、健康上の問題がある人は、夜間の排尿が増える可能性があります。
また女性は、出産後骨盤が弱くなります。これにより尿路が狭くなり、排尿回数が増えることがあります。


- 医薬品

医師により何らかの理由で、身体を液体で満たすための薬が処方されることがあります。
この場合、余分な液体を排出する為に排尿が必要となります。
日中早いうちに薬を服用することで、夜間の排尿を防ぐことが可能です。


夜間の排尿が増える最も一般的な原因は、夜間多尿症です。
これは、成人の睡眠不足の副作用です。
夜間頻尿を患う人の中には、前立腺や膀胱に腫瘍があり、これが括約筋のコントロールに影響している可能性もあります。
通常、夜間の排尿は1回です。
米国立睡眠財団によると、夜間に2回以上排尿する人は日中疲労感を感じていることが分かっています。

夜間頻尿は、年をとるにつれてよく起こる症状です。
体液を保持する抗利尿ホルモンの生成が減り、このホルモン濃度減少により夜間の頻尿が起こります。


2019年3月19日　Medical Daily, By Leian Naduma
https://www.medicaldaily.com/urinating-night-worry-nocturia-431189