電話: (050) 5534-5772

平日09:30~18:30(日本時間)

JapanRx / 多量の月経出血は死に繋がるか?

多量の月経出血は死に繋がるか?

毎月のその時期になると女性は体の変化を経験し、それが1週間にわたって毎日の機能に影響を与える可能性があります。
月経は腹痛や便秘、頭痛、筋肉痛、関節痛、腹部膨満を引き起こすことがあります。

月経は女性にとって煩わしいものとなることがあります。
月経が1週間を超える出血となった場合は尚更であり、この状態は月経過多と呼ばれます。

月経過多は、米国で毎年1000万人以上の女性が患う、重く長い月経症状であり、月経周期によって生成される新しい卵子の不足によって引き起こされるホルモンの不均衡が原因で起こります。

月経出血が激しい女性は、通常の月経の2倍の量の血液を失うことがあります。
また、月経過多は7日間以上継続します。

しかし、女性に重度で長い月経が起こる原因は他にもあり、これには卵巣機能障害、子宮の非癌性腫瘍、癌、骨盤内炎症性疾患、流産、遺伝性出血性障害があります。

月経過多は、1週間以上にわたって女性の日常機能に影響を及ぼすだけでなく、失血による貧血などの健康上の問題のリスクも高める可能性があります。


<月経過多は死に繋がることがあるか?>

一部の人は、女性が月経過多のために出血して死ぬ可能性があるという懸念を示しています。
しかしこれは真実ではありません。

月経中の平均失血量は30〜40ミリリットルですが、月経過多の女性は、1回の周期で80ミリリットル以上の血液を失います。

健康情報ウェブサイト「ヘルスライン」によると、出血性ショックと呼ばれる致命的な出血状態を引き起こす月経が起こるには、体の血液供給量の少なくとも20%を失う必要があるといいます。
体は1ガロン(約4.5リットル)の血液を保持できるため、月経過多により数オンス(数十ミリリットル)の血液を失ったところで死には至らないでしょう。

出血性ショックは生命にかかわる状態を引き起こす可能性があります。
これは、身体が重度の怪我により急激に大量の血液を失った場合に起こります。

月経過多には、治療法が存在します。
いくつかの医薬品や手術によって出血量を減らし、将来的に月経管理を改善できる可能性があります。

重度の月経に使用できる薬としては、トラネキサム酸や経口避妊薬、経口プロゲステロン、およびデスモプレシン鼻スプレーがあります。
外科的治療を好む人には、月経過多を引き起こす子宮筋腫を除去することに焦点を当てた手術を選択することができます。

手術には、子宮動脈塞栓術、集束超音波アブレーション、筋腫摘出術があります。
最善の治療法を確認するためには、症状および潜在的なリスクを確認してもらうために医師に相談することが重要です。

出典: 2019年10月14日更新 Medical Daily『Can Heavy Menstrual Bleeding Lead To Death?』(2019年10月18日に利用)
https://www.medicaldaily.com/can-heavy-menstrual-bleeding-lead-death-444397