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今夏の旅行中、家族の安全と健康を維持する方法

暖かくなり、学期末が近づくにつれ、たくさんの家族が旅行の計画を始めています。

多くの人にとって、様々な場所を訪れたり遠くの知り合いを訪ねるにはうってつけの時期です。
しかし、忙しい旅行シーズンの期間に注意すべきこともあります。

今年の夏に家族旅行を計画している人のため、心に留めておくべき注意点や、家族の安全や健康を維持する方法を以下に記載しました。

1. 飛行機は不潔です
これは誰もが知っています。
ただ、空の上で発生する感染症の伝染パターンを特定するための研究が行われたことはご存知でしょうか?
包括的なガイドラインはありませんが、飛行機のトレーテーブルはめったに清掃されません。
これを踏まえると、家族が触れるトレーテーブルやアームレスト、ヘッドレストといった場所を拭くためのウェットシートを手荷物に入れておくことは、悪い考えではありません。

窓際の席は、通路の絶え間ない通行から離れているため、少しだけ細菌を避けやすい位置となります。
しかし、座る場所によらず、飛行機のシートポケットは決して清掃されることがないことを覚えておきましょう。
ポケットにはごみや汚れたティッシュ、食べ物やその他不快なものが入っています。
ですので、自分の手荷物は入れないようにしましょう。

2. 赤ちゃん連れですか?リラックスしてください。
私は家族連れには、飛行機に乗っるまでは抱っこひもを使って「幼児を身に着ける」ことをお勧めしています。
荷物を運ぶために手が空くだけでなく、汚れている可能性がある場所に赤ちゃんを寝かせる必要性も少なくなります。

いつでも子どもの顔を見やすく、赤ちゃんの顎が胸から離れるようにしっかりとサポートする背面のある、胸にぴったりと安全にフィットする抱っこひもがベストです。
また抱っこひもを使用することで、見知らぬ人が赤ちゃんを可愛がるために近づき、細菌が移ることを防ぐ自然なバリアーを作り出します。

3. ジカウイルス感染症は未だ存在します。
ジカウイルスの記事が見出しに出ていないからといって、脅威がなくなった訳ではありません。
妊娠中やもうすぐ妊娠予定の女性がカリブ海、南アメリカ、メキシコ、アフリカ、アジア、または太平洋諸島に旅行する際は、以前として注意が必要です。

ジカウイルスが蔓延する地域に旅行する際は、かかりつけの医師に旅行中および帰国後の安全な性行為方法を含むリスクや予防策について相談してみましょう。

4. 家族全員にシートベルトの着用を促してください。
地元の高速道路を走っているにしろ、ドイツのアウトバーンを走っているにしろ、旅行者にとって自動車事故のリスクはつきまといます。
乳児用の後ろ向きのチャイルドシートや、背が4フィート9インチ(約149センチ)に達しない子供のための補助椅子など、適切な拘束装置を使用しましょう。
また、13歳未満の子どもは全て後部座席に乗せるようにしましょう。
そしてもちろん、飲酒運転はいけません。

5. 予防接種をしましょう。
生後6か月以上の外国人旅行者は、はしかやおたふくかぜ、風疹のワクチン接種により、はしかを予防する必要があります。
1歳以上の人に対する適切な予防措置としては、海外旅行前に1カ月毎に分けてMMRワクチンを2回摂取することです。

赤ちゃんは生後6週目からワクチンや多くの定期ワクチン接種が可能になります。
生後6週目の赤ちゃん連れで旅行する場合、旅行前にワクチンを受けさせることをお勧めします。
子どものかかりつけ医師に相談してみましょう。

6. 基本的な食品安全ルールに従うことを忘れないでください。
食品に高いリスクがある地域に旅行する場合は、調理済みのもの以外食べないようにしましょう。
また、自分でむいた皮の厚い果物のみ食べてください。

飲料水が汚染されているリスクのある場所では、氷も汚染されている可能性があることを忘れないでください。
そうした所では、ボトル入りの飲み物のみを飲むようにしましょう。
そして氷入りの飲料やスムージー、カクテルを避けてください。

7. トイレの後、食事前には手洗いをしましょう。
石鹸と水でゆっくり手を洗いましょう。
手の消毒液は、病気を引き起こし得る全ての細菌を殺菌する訳ではありません。
正直、手洗いはとても基本的なことですが効果的です。
他に何も対策がない場合、旅行中は定期的に、そして徹底的に手を洗うことに時間をかけてください。

8. 水分補給を欠かさないようにしましょう。
免疫機能を含む身体のシステムが機能するには水分が重要です。
特に飛行機でカクテルを飲むと、酷い水分不足になります。
旅行中は水のボトルを携帯し、可能であれば補充するようにしてください。

良い目安としては、ポンドであなたの体重を計算し、1日当たりその数の半量+オンス分の水を飲むことです。
(例えば、150ポンド(約68キロ)の人は1日75オンス(約2.2キロ)の水を飲みます。)

9. 薬棚から数種類の薬を持って行きましょう。
子供と旅行するときは、薬棚にある薬を数種類忘れずに持っていくようにしましょう。
これにはイブプロフェンやアセトアミノフェン、ペディアライト(経口電解液)のボトル、絆創膏や制酸剤が含まれます。
薬を使わないで済むことを祈りますが、万が一の時に持っていると役立つでしょう。

出典:2019年5月8日更新 U.S.News 『How Families Can Stay Safe and Healthy While Traveling This Summer』(2019年5月17日に利用)
https://health.usnews.com/wellness/for-parents/articles/2019-05-08/family-travel-how-to-stay-safe-and-healthy-wherever-you-go-this-summer