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人間の消化メカニズムは肉食や草食用に作られているのか?

ベジタリアンやビーガンに対する関心が高まる中、何人かの専門家は、このような肉の無い食事は我々にとって本当に適しているのかという疑問を投げかけています。
人間は植物を好んで食べる霊長類から派生しており、祖先が好んでいた食生活に戻っているだけなのでしょうか?

ケトダイエットや古代の栄養学を専門とするノラ・ゲドガウダス氏は、この問いに対する明確な答えを示しています。
健康情報サイトBulletproofに最近掲載された記事の中で、彼女は初期の人間の生理構造と栄養必要量について説明しています。

ゲドガウダス氏は、現代の人間の生理機能を類人猿の先祖のものと比較すると、チンパンジーの消化は、植物ベースの食事を細菌や発酵により処理することに大きく依存していると言います。
しかし人間は、栄養素を完全に抽出する能力を欠いています。

「純粋な草食動物の消化器系は、単純に、私たちのものとは異なっています。」と彼女は言いました。
「代わりに私たちは、動物を食べることで得られる栄養素に頼っています。」

これが答えです。
地球上で最初に2足歩行を実現した人類でさえも動物の血や肉、臓器を食していました。

「私たち人間の消化器系は、草食動物よりも肉食動物のそれに非常によく似ています。」と、ゲドガウダス氏は言います。
「私たちの生理構造は、動物性食品が人間の健康にとって不可欠であることを明確に示しています。」

初期の人間は、植物も食べていました。
しかし、それらは野生の植物であり、大部分は繊維質で、消化が困難なものでした。
人間の祖先は生の茎や根を食べていましたが、これらは消化できず、適切な栄養素と必須脂肪酸が不足していました。

ゲドガウダス氏によると、人間は植物性食品に頼らないことで進化を遂げたといいます。
彼女は、「私たちの種の食事はベジタリアンに近づいたことはこれまで決してなく、ましてやビーガンのような食事はほとんどありませんでした。」

菜食主義や完全菜食主義は、現代において実験的に発明された食事療法です。
このような食事方法は、人間から最も遠い霊長類の親類においても存在しませんでした。

「野菜は、調理済みのものであっても、野生植物の毒性や消化率の悪さ、利用可能な栄養素やカロリー値を考慮したとしても、複数の点においてはるかに費用対効果の高い食品です。」と、ゲドガウダス氏は述べています。

初期の人間にとって植物ベースの食品は二次的な食糧源として考えられていたと、ゲドガウダス氏は言います。
蜂蜜は、古代において消費されていた数少ない天然有機食品の一つでした。
また現代と比べると人間の先祖が食べていた果物は今よりもはるかに小さく、特定の季節にしか食べられないものでした。

出典:2019年6月5日更新 Medical Daily 『Are Humans Designed To Be Carnivores Or Herbivores Based On Digestion Mechanism?』(2019年6月6日に利用)
https://www.medicaldaily.com/should-humans-omnivores-vegans-based-digestion-mechanism-436126