レパグリニド (プランディン ジェネリック)

レパグリニドは2型糖尿病の治療に使用されます。

レパグリニドは、血糖を低下させるために膵臓から放出されるインスリンの量を増加させます。

血糖値の低下、腹痛、下痢

• レパグリニドは、1型糖尿病患者の治療には使用できません。
• 食事の前または食後30分以内後に水と一緒に服用して下さい。
• レパグリニドを摂取した後、めまいを感じた場合、車の運転はしないでください。
• 妊娠中である場合、または妊娠の可能性がある場合は、すぐに医師に連絡してください。
  
• レパグリニドを服用している間は母乳育児はしないで下さい。
• 肝疾患や腎臓疾患がある場合は、医師にご連絡ください。
• 手術を受ける予定がある場合は医師に知らせてください。

Q.レパグリニドはスルホニル尿素薬ですか？
レパグリニドはスルホニル尿素薬ではなく、メグリニチニドと呼ばれる薬剤のカテゴリーに属しています。

Q.レパグリニドとは何に使用されますか？
レパグリニドは、成人の2型糖尿病の治療に使用されます。

Q.レパグリニドは安全ですか？
はい。 レパグリニドは、推奨された通り使用すると比較的安全です。 副作用がある場合は、医師に相談してください。

Q.レパグリニドは体重の増加を引き起こしますか？
レパグリニドは体重の増加を引き起こす可能性があります。そのような症状が現れた場合は、医師に相談してください。

レパグリニドは2型糖尿病患者へ使用される血糖値を下げるための経口薬です。膵臓を刺激することによりインスリンの分泌量を増やす作用があります。メグリチニドという薬の分類されており化学的に他の抗糖尿病薬とは違っています。レパグリニドは1997年にFDAにより承認されました。1型糖尿病（インスリン依存性糖尿病）を持つ人へは使用できませんので注意してください。また薬だけではなく適切な食事の摂取、運動を行うことがより効果的です。

糖尿病は何らかの原因により血液中の血糖値が一定範囲内に調整されずに異常増加するものです。

糖尿病は1型糖尿病と2型糖尿病のふたつのタイプに分けられます。

1型糖尿病ではすい臓のβ細胞が破壊されるためにインスリンを分泌できなくなるタイプです。自己免疫細胞がβ細胞を攻撃することが原因と考えられているため自己免疫性の糖尿病と言われます。しかしながら、自己免疫反応を示唆するものが見られない1型糖尿病もごくまれにあります。急激に血糖値が上がり、糖尿病性ケトアシドーシスを引き起こすか危険性が高いのが1型糖尿病です。若い世代での発症が多いのも特徴です。

2型糖尿病は、インスリンの分泌が低下していること、またインスリンに対する反応の感受性が悪くなることを要因として起こるタイプです。1型糖尿病と比べて、急激に血糖値が上がるということは少ないです。生活習慣ともかかわっているのはこのタイプです。また、遺伝的に糖尿病になりやすい人ではそうでない人よりも糖尿病になるリスクが高くなります。2型糖尿病は生活習慣と遺伝要因が絡み合って起きるのです。糖尿病は、血中の血糖値が高くなり尿に糖が出るだけでなく、失明や人工透析の一番の原因となっていることはあまり知られていません。初期では自覚症状がないことも多く、あっても少々調子がおかしいのかなくらいにしか思われないこともあります。たとえば、喉の渇き、立ちくらみ、手足が痺れる、だるい、尿の回数が増える、尿の量が増える、月経が不規則になる、性欲がなくなるなどです。体中をめぐる血液中の血糖値が高いことで、体の各所に影響が出、合併症を引き起こことになります。

※医師に指示された服用方法に従って下さい。
※用量は症状等により異なりますので、以下は目安としてお読み下さい。

• 通常初回投与量は、1回0.5mgを食前に服用することが推奨されています。
• 食事の直前もしくは最大30分前に、1杯の水と一緒に服用して下さい。
• 用量は最大4mgまで増量されることがあります。
• 最大推奨用量は、16mgです。
• 推奨用量を超えて服用しないで下さい。
• 不適切な用量摂取につながるため、錠剤は砕いたり割ったり、噛んだりしないでください。

服用を忘れた場合：
もし服用を忘れたら、通常通り次の用量を服用し、倍量摂らないで下さい。

医師の指示があるまでは、症状の改善が見られても、服用を中止しないで下さい。

服用を中止する場合：
レパグリニド錠の服用を中止した場合、望ましい結果が得られないことを認識すべきです。
糖尿病の症状が悪化する可能性があります。
もし治療法の変更が必要な場合は、医師に連絡して下さい。

治療を成功させるには：
医師の推奨通りに服用を継続して下さい。
毎回服用する毎にラベルや用量を確認して下さい。

• 本剤の成分に対しアレルギーをもっている患者へ使用をさけること。
• 他の薬を使用している場合は投与前に医師と相談すること。
• 空腹の状態でレパグリニドを服用した場合の低血糖の可能性が高まりますので食事を取らない時には薬を使用しないでください。また激しい運動、過度のアルコールの摂取などもリスクを高めます。
• 妊娠中は経口薬ではなくインスリン注射をおこなってください。
• 投与後に低血糖によりふらつきやめまいを起こす可能性があります。

以下の症状を持っている場合には薬の投与は禁忌です。
重症ケトーシス、糖尿病性昏睡、１型糖尿病、重い感染症、重い外傷、手術前後、妊娠中

以下の症状を持っている場合には投与前に医師へ相談してください。
肝臓病、腎臓病、狭心症・心筋梗塞、脳下垂体機能不全、副腎機能不全、衰弱状態、不規則な食事やアルコール摂取量の多い人、高齢の人

次のお薬と併用することでレパグリニドの効果が強まり低血糖を誘発する可能性があります。
カプトプリルなどのACE阻害剤
ケトコナゾール、イトラコナゾールなどのアゾール系抗真菌
β遮断薬、例えばプロプラノロール
シクロスポリン
ジソピラミド
ゲムフィブロジル
マクロライド系抗生物質クラリスロマイシン
MAOI抗うつ薬、例えばフェネルジン
非ステロイド性抗炎症薬（NSAID）、例えばイブプロフェン、ジクロフェナク
他の抗糖尿病薬、例えばメトホルミン
オクトレオチド
アスピリン
トリメトプリムやコトリモキサゾール

次の薬は血糖値を上げる可能性があります。
喘息鎮痛剤（ベータ2作用薬）、例えばサルブタモール
コルチコステロイド、例えばヒドロコルチゾン、プレドニゾロン
サイアザイド系利尿薬、例えばベンドロフルメ
ダナゾール
エストロゲンとプロゲステロン
チロキシンなどの甲状腺ホルモン

以下の薬はレパグリニドの血中濃度に影響を与える可能性があります。
カルバマゼピン
フェノバルビタール
フェニトイン
リファンピシン
薬草セントジョーンズワート（セイヨウオトギリソウ）