電話: (050) 5534-5772

平日09:30~18:30(日本時間)

JapanRx / リウマチ性関節炎が心臓リスクを高める可能性

リウマチ性関節炎が心臓リスクを高める可能性

慢性関節リウマチの患者は、心臓発作や脳卒中などの心臓病関連の問題のリスクが増加する可能性があるという新たな研究が示唆されています。

研究者は、オランダで353人の関節リウマチ患者のデータを調べ、15年間、追跡調査を行ないました。

これらの患者の心疾患関連事象の発生率は、一般集団の2倍以上でした。
関節リウマチ患者の割合は、2型糖尿病患者のそれに類似していました。

報告書によると、リウマチ性関節炎患者のリスクは、既知の心臓病リスク因子を調整した後でさえも、一般人口よりも70%も高いままでした。

しかし、この研究では因果関係を証明していません。
この研究は、慢性関節リウマチが心臓病に関連していることを示すためのものでした。

今回の調査結果は、ワシントンD.C.にある米国リウマチ学会(ACR)の年次総会で発表されました。

関節痛、硬直および腫脹は、関節リウマチの主な特徴です。
しかし、この病気はまた、内臓器官に炎症を引き起こす可能性があります。これらの研究結果は、慢性関節リウマチで起こる慢性的な炎症が、心臓リスクの独立した危険因子であることを示唆している、と研究者らは述べています。

「リウマチ性関節炎では、糖尿病の場合と同様に、心血管リスク管理の必要性もあります。患者自身と治療を行うリウマチ専門医は注意が必要です。」と共同研究者のマイケル・ナルモハメド博士は次のように述べています。

「リウマチ性関節炎における心血管リスク管理は、従来の心血管リスク因子と同様に、疾患活動を標的にすべきです。
残念なことに、様々な知識にもかかわらず、後者はあまり実施されていません。」と付け加えました。
ナルモハメド博士は、アムステルダムにあるアムステルダム自由大学医療センターのリウマチ学研究部門の責任者です。

ナルモハメド博士は、全身性炎症の有効な治療は、これらの患者の心疾患のリスクを軽減する可能性があると述べました。
約130万人のアメリカ人が関節リウマチを患っており、女性は男性の約2倍罹患率です。

(記事元)https://consumer.healthday.com/bone-and-joint-information-4/rheumatoid-arthritis-news-43/having-rheumatoid-arthritis-may-increase-heart-risk-716751.html