メントレがゴルファーのパフォーマンスを向上させる

アイルランドにあるリムリック大学（UL）にホストされている科学財団アイルランド・ソフトウェア・ エンジニアリング 研究センター（LERO）の研究者たちは、「ゴルフは主に“耳の間6インチ”でプレイされる」というアーノルド・パーマー氏の有名な言葉を支持しています。

LEROとULの研究によると、運動感覚は、実際に実行せずにアクションを感じる個人の能力であり、それがゴルフゲームを改善する可能性があります。

LEROとULの研究者であるニール・ラムズボトム氏は、研究チームによって実施された最近の研究がメンタルトレーニングによってゴルファーがパッティングを改善できることを示していると説明しました。

「私たちの結果は、メンタルトレーニングの一形態、つまり行動観察と運動イメージの組み合わせが、経験豊富なゴルファーのゴルフパッティング能力を向上させる可能性があることを示しています。そして、それはゴルファーのハンディキャップの減少となる可能性が高いです。」

と彼は述べました。

この研究は、LEROの共同の元リムリック大学の体育・スポーツ科学部で実施されました。ラムズボトム氏と彼の同僚の研究者であるイーガン・マクニール氏、アダム・トス博士、そしてマーク・キャンベル博士によって行われた研究の発見は、すでにパッティングに優れた感覚を持っているゴルファーが、このメンタルトレーニングから最も利益を得ることができることを示しています。

「私たちは、運動感覚画像能力（実際には実行せずに動きの感覚を想像する個人の能力）はパフォーマンスを出すためのエクササイズの有効性を判断する上で重要な役割を果たしています。パッティングは感覚に基づいた運動スキルであり、私たちの研究は、運動感覚に優れた画像能力を備えた人は、この精神的な練習のテクニックに従うことで、良いパフォーマンスを発揮できることが示唆されています。」

とラムズボトム氏は説明しました。

「この調査結果は、動きを実際に行っている別のビデオを見るだけで、その動きを想像し、その後、実行する能力を強化できることを示唆しています。」

と彼は言いました。

 

ゴルフストロークの約40％がパターで行われるため、パッティング能力はゴルフで非常に重要です。

「さらに、ゴルフパッティング能力は、プロゴルフ協会（PGA）ツアーでの収益を決定する上で最も重要なスキルの1つであることが判明しました。」

スポーツと運動の心理学（Psychology of Sport and Exercise）誌に掲載されたこの報告は、以前に実施された研究を引用し、述べられています。

 

この研究を実施するにあたり、リムリック周辺地域から右利きで熟練した男性ゴルファー44人が募集されました。

各参加者は、その時点でアイルランドゴルフ連盟のハンディキャップを保持している必要があり、以前にそういった研究に参加したことのない人でした。

実験室環境では、ゴルファーは、“ボールをできるだけターゲットに近づける”という指示のもとで40パットを完了しました。

 3次元超音波カメラを使用してパッティングを記録し、専用ソフトウェアを使用して統計分析を実施しました。

「一部のゴルファーは、同じ研究ラボ環境でパッティングタスクを実行する専門のゴルファーからなるアクション観察ビデオを見ました。

彼らはタスクの実行に関連する主要な視覚的、および運動感覚を説明する短い文章で構成されたモーター画像スクリプトを聞きながら行いました。

これらの簡単なエクササイズを完了した後、より優れた運動感覚画像（KI）能力を持っていることがわかったゴルファーは、KI能力が低い人よりもメンタルトレーニングの恩恵を受けることができました。」

とラムズボトム氏は説明しました。

 

【以下のリンクより引用】

Mental practice may improve golfers' putting performance

Medical Xpress