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ミレニアル世代は飲酒量が少ないが高齢者の間で飲みすぎる人が増加傾向

最近のアメリカの若い世代は、節酒に向かい、飲酒量が少なくなっているようですが、最近の調査では、シニア世代の間で反対のことが起こっていることが示唆されています。

アメリカ老年医学会誌に発表された新しい研究によると、2015年から2017年の間に、65歳以上の成人の10%以上が飲酒をしていたことが示されています。そして、過去の1ヵ月に男性では1度に5杯以上、女性では4杯以上は飲んでいると定義されています。これらの数値は過去2006年の約7%から上昇しました。

これは、2001年から2013年にかけて、高リスク飲酒が65%増加したことを含む研究を含む、高齢者の間での過剰飲酒の増加を示す他の研究と一致しています。

研究は2015年から2017年の薬物使用と健康に関する全国調査からの自己申告のデータに基づいていたため、最新の数値でさえも過小評価されるかもしれないと研究者らは述べています。

人々が実際にどれだけの量のアルコールを消費したのかというのは忘れているか、または彼らがこういった習慣が軽蔑的であるか社会的に不名誉であることを恥ずかしく思い故意にごまかしているために不正確になっている可能性があります。

お酒を飲んでの大騒ぎは歴史的には若者の間で最も一般的であり、そしてミレニアル世代がもっと注意深く飲酒するようになっているという文化的傾向があるにもかかわらず、それはまだ変わっていないようです。

最新の「 薬物使用と健康に関する全米調査」(National Survey on Drug Use and Health: NSDUH)によると、18歳〜25歳の成人の約3分の1が、先月、過剰に飲酒したと報告しましたが、若者や大学生の間では飲酒率は低下している兆候があります。

高齢者の間でその逆が起こっている理由は完全には明らかではありません。

しかし、新しい研究では、高齢者の大量飲酒に関連した特定のライフスタイルと人口統計学的要因が見つかりました。

ベビーブーマーの間でもより一般的になっているマリファナの使用は、過飲に関連していました。

同研究によると、男性で、低所得層であり、そして、アフリカ系アメリカ人の成人はまた、女性で、高所得層であり白人の成人よりも飲酒率が高いようです。

疾病管理予防センターによると、アルコール中毒、予期せぬ怪我、対人暴力、性感染症と同様、アルコール依存症の危険因子と考えられているため、広範にわたる大量飲酒は厄介です。

大量飲酒は、癌や、認知症、肝疾患などの慢性疾患に対するリスクも高めます。

新しい研究で過激飲酒とされた人々は、より標準的に飲酒をおこなう人よりも慢性疾患に罹患する可能性は低かったものの、それは、アルコールに関連しているかどうかにかかわらず、健康問題を抱えてる人はしばしば飲酒を控えるようにしているからであるようです。

過飲酒者の間で最も一般的な慢性疾患は高血圧、心臓病、糖尿病であり、これらはすべてアルコールの過剰摂取によって悪化する可能性があると著者らは記しています。

 

【以下のウェブサイトより引用】

Millennials May Be Drinking Less, But Binge Drinking Is On the Rise Among Older Adults