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ミレニアル世代が罹患する10の病気

ブルークロス/ブルーシールド(BCBS)が5500万人のミレニアル世代の被保険者を分析した最近のレポートによると、ミレニアル世代が高齢になった際に罹患する最も一般的な10の疾患の内約6つは、行動障害であるといいます。
1981年から1996年までに生まれた人を指すミレニアル世代は米国に約7,300万人いるため、この分析は全ての人口を対象とはしていません。

ミレニアル世代はシムでの運動やグリーンスムージーの摂取といった新しい文化を持っており、調査対象の63%が好きな時に利用できるかかりつけ医を持っていることは、驚くべきことではありません。
当団体の健康指標によると、ミレニアル世代の95%は、自身の健康が最高の状態であると考えています。

しかしこの健康指標では、ミレニアル世代が34~36歳になった時のことは考慮されていません。
BCBSは、この世代は同年齢のジェネレーションX(アメリカで1960年代~1970年代に生まれた世代)と比較すると、10つの疾患により罹りやすいことを明らかにしました。

以下は、高齢のミレニアル世代が罹患すると予測される疾患の上位10個です。
  •     大うつ病
  •     物質使用障害
  •     アルコール使用障害
  •     高血圧
  •     多動
  •     精神病
  •     クローン病および潰瘍性大腸炎
  •     高コレステロール
  •     たばこ使用障害
  •     2型糖尿病
上記の内大うつ病、薬物乱用、多動および精神病は、行動障害として分類されます。
調査に関連していないその他の行動障害としては、認知症、知的障害、ストレス、適応障害などがあります。

上記の内、クローン病、2型糖尿病、高血圧、高コレステロールは身体的な健康障害に該当します。
大うつ病を除くと、2型糖尿病と内分泌障害は2014年から2017年にかけて増加率が最も高くなりました。

今年発表されたBCBSの別のレポートによると、うつ病患者の85%は、高血圧や薬物乱用、糖尿病などの慢性的な健康障害を一つ、もしくは二つ以上同時に発症しているといいます。
同様に、マインド・シェア・パートナーズが行った最近の調査では、ミレニアル世代の50%が、燃え尽き症候群が部分的な原因で仕事を辞めていることがわかりました。

大うつ病は平均寿命を9年短縮すると言われ、こうした健康問題に適切に対処するため、解決策を見つける必要性が示されています。
デジタル通信に対する依存度の増加、ワークライフバランスの乱れ、そしてプレッシャーの増加は、大うつ病の蔓延の根本的な理由の一部です。

若年成人よりも高齢のミレニアル世代の方がより疾患の影響を受けるとするこれらの議論とは反対に、アメリカ心理学会の研究では、2010年の青年と若年成人は、2000年代半ばの同年代者と比較して、精神的苦痛が大きいと述べられています。

サンディエゴ州立大学の心理学の教授であり、主著者のジャン・トゥエンジ氏は、「これらの傾向は26歳以上の成人では弱い、もしくは存在しないため、全ての年齢において全体的に増加しているのではなく、気分障害が世代交代していることを示唆しています。」と述べました。

「毎年多くのアメリカ人、特にミレニアル世代や青少年が大うつ病と診断されており、うつ病の新しい治療法の継続的な研究を行い、リソースを割り当てることがますます重要になっています。」と、BCBS医務の副局長は、声明のなかで述べました。

出典: 2019年10月17日更新 Medical Daily
『10 Medical Conditions Affecting Millennials』(2019年10月17日に利用)
https://www.medicaldaily.com/10-medical-conditions-affecting-millennials-444575