ミルクシスル（シリマリン）の効果

ミルクシスルは、オオアザミという学名の植物の通称です。
この植物は、7つの主要な化合物を含み、中でもシリビンA、シリビンB、イソシリビンAおよびイソシリビンBが良く知られています。

ミルクシスル植物の種子殻から抽出されるシリマリンは、上記の4つの化合物の配合物を示します。

研究では、シリマリンが以下のような多くの有益な医学的性質を有することが示されました。

•炎症の軽減

•酸化ストレスの軽減

•脂質過酸化反応の軽減

•耐性菌


•免疫調節

•血管新生の抑制

•腫瘍浸潤の減少

•多剤耐性への対抗

•化学療法剤の損傷からの正常組織の保護

•前立腺特異抗原（PSA）の低下

•脳の保護

•放射線に対する組織抵抗の増加（放射線耐性）

•化学療法剤に対する癌細胞の感作

上記利点の大部分は、細胞機能を調節する様々な細胞シグナル伝達経路を変更するシリマリンの作用に起因しています。これは特に、癌の予防および治療に重要です。

粉末カプセルの形でシリマリンを服用する際の主な欠点の1つは、この形態では吸収が不十分であることが挙げられます。

より新しい配合技術として、シリマリンを脂質分子と結合させる方法があり、これにより、バイオアベイラビリティや吸収性が向上します。
シリフォス（Siliphos）は処方箋なしで入手できるシリマリンの高吸収形態のサプリメントです。

投与量は1カプセルを1日3回、食事と併せての服用が推奨されています。

もう一つの配合技術としては、分子をナノサイズまで小さくする方法があります。
これにより、抽出物のバイオアベイラビリティや細胞への浸透性を大幅に向上させることができます。

Newsmax Health, Dr. Russell Blaylock, M.D. 2018年10月30日
https://www.newsmax.com/health/dr-blaylock/milk-thistle-silymarin-chelating-immunity/2018/10/30/id/8...