電話: (050) 5534-5772

平日09:30~18:30(日本時間)

JapanRx / マレーシア保健省:小麦の過酸化ベンゾイルに健康被害はなし

マレーシア保健省:小麦の過酸化ベンゾイルに健康被害はなし

クアラルンプール -10月2日 - 保健省は小麦粉中の過酸化ベンゾイルの使用が消費者の健康に有害ではないことを再確認した。

そのチーフディレクターであるダトゥク・ノール・ヒシャム・アブドラ博士は食品添加物に関するFAO / WHO共同専門家委員会(JECFA)の下で設立された国際機関である、Codex Alimentarius Commission(CAC)がその物質が安全であることを確認したと述べた。

彼は、小麦粉ベースの食品の多量の消費を考慮し、CACが小麦粉で75mg/kgを超えない限りその使用を許可したと語った。 それに加えて、小麦粉への過酸化ベンゾイルの添加は、シンガポール、日本、米国でも認められているものの、オーストラリアとニュージーランドの食品規格コードでは、すべての種類の食品への使用が認められている。
マレーシアのイスラム教徒消費者協会がこの物質が癌を消費者に引き起こす程度に有害である可能性があるという主張に対してコメントするよう要請があった際に、ノール・ヒシャム博士は、これについて
ベルナマ社に述べた。

同協会はまた、過酸化ベンゾイルを含むと特定された小麦粉のブランドの生産を禁止する覚え書きを省に送ったと主張したと報告されている。
小麦の天然カロテノイドを酸化させ白色にするために過酸化ベンゾイルが添加されいるが、食品規則1985(PPM 1985)は過酸化ベンゾイルを1㎏あたり50mgを超えない程度で食品添加物として許可している。
しかし、ノール・ヒシャム博士は、食品中の成分が健康に有害であることを証明するCACやJECFAのような国際機関からの科学的証拠があれば適切な措置を取ることを躊躇しないと述べた。
 これは1985年のPPMに基づく既存の規制の見直しも含まれると同氏は述べている。
一方、同省の食品安全品質担当ディレクターであるヌライニ・モハマド・オスマン氏は、過酸化ベンゾイルは癌を引き起こす可能性がないと強調した。‐ ベルナマ誌 

(記事元)
 http://www.themalaymailonline.com/malaysia/article/benzoyl-peroxide-in-wheat-flour-not-harmful-health-ministry-says