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ホットフラッシュは糖尿病の警告サイン?

更年期障害の最も一般的な症状であるホットフラッシュは、心臓病を含む深刻な健康障害リスクを増加させます。
新しい研究によると、ホットフラッシュは特に寝汗を伴う場合、糖尿病の発症リスクも高まる可能性があるといいます。

北米更年期学会のジャーナルにて発表された研究では、閉経後の女性15万人以上のデータが分析されました。

結果、対象者の33%の女性がホットフラッシュを経験していました。
ホットフラッシュを経験する女性には18%の糖尿病リスク増加がみられ、このリスクはホットフラッシュの重症度や期間が上がる伴って上昇しました。
さらにこの糖尿病リスクは、閉経移行期の後期にホットフラッシュが起こり、何らかの寝汗を報告した女性において最も顕著でした。

男性の糖尿病患者と比較して、女性の糖尿病患者は、糖尿病や合併症により入院または死亡するリスクがより高いため、早期の診断と、ライフスタイルへの介入や医療管理による糖尿病治療が不可欠となります。

北米更年期学会の専務理事であるジョン・ピンカートン博士は、次のように述べています。

「更年期障害は、更年期症状の他、糖尿病や心臓病のリスク軽減のための行動の変化を促すのに最適な時期です。定期的な運動や適切な睡眠を取り、過剰なアルコールを避け、喫煙を止め、心臓の健康に良い食事を摂取することが推奨されます。更年期症状のある女性は、閉経期近くにホルモン療法を施すことで、更年期症状を改善し、糖尿病リスクを軽減することができます。」

出典:2017年12月6日更新『Are hot flushes a diabetes warning sign?』Health Spectator UK(2019年4月18日に利用)
https://health.spectator.co.uk/are-hot-flushes-a-diabetes-warning-sign/