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JapanRx / ペットの食欲不振への新しい解決策

ペットの食欲不振への新しい解決策

今後数年のうちに、犬や猫の食欲不振に対処する新しい薬がお目見えする予定です。

ペット用治療薬のメーカーであるアラタナ社によって開発された新製品は、食欲を刺激し、体重を増加させ、血清成長ホルモンレベルを上昇させる、天然ホルモン『グレリン』を模倣する小分子、カプロモレリンを主成分としたの経口薬です。  

2015年6月、アラタナ社は、イヌでのカプロモレリンの有効性調査の重要なデータから画期的なデータを発表しました。
企業の代表者によれば2016年中頃に犬用製品の承認を予定しているそうです。
また2015年7月には、ネコのカプロモレリンのパイロット圃場試験で肯定的な結果を発表し、2018年までにFDAの承認を得る予定です。 

獣医にかかるほど深刻なペットの食欲を刺激するために現在使用される薬物(未承認含)は、以下のようなものがあります。

猫用ジアゼパムまたはオキサゼパム
ベンゾジアゼピン類は、パラビラチン核のGABA-A受容体に結合し、味覚などの食物の感覚特性を増強する。
食べ物はより美味しくなるので、ベンゾジアゼピンは摂食量の劇的な増加をもたらすことができるが、これらの薬物は空腹または満腹を直接調節しない。

猫用シプロヘプタジン
セロトニン受容体アンタゴニスト活性を有する抗ヒスタミン剤。
側視視床下部は食欲を刺激する内因性アヘン剤を放出するも、セロトニンはそれらの放出を阻害するため、セロトニンを遮断することにより、内因性のアヘン剤は妨害されないように働くことができる。

犬猫用ミルタザピン
シナプス前アルファ-2アドレナリンアンタゴニストおよびシナプス後セロトニン受容体アンタゴニスト活性を有する抗うつ薬。食欲を刺激することに加えて、反嘔吐効果を有する。

犬猫用酢酸メゲストロール
抗エストロゲンおよびグルココルチコイド活性を有する合成プロゲスチン。
イヌおよびネコのプレドニゾンまたはプレドニゾロン。グルココルチコイドは、糖新生を刺激し、インスリン拮抗薬である。彼らのコルチコステロイド誘発陶酔感は食欲を促進する。

記事元:  http://veterinarynews.dvm360.com/new-solutions-inappetence