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JapanRx / ヘルペス治療薬のHIVに対する有効性

ヘルペス治療薬のHIVに対する有効性

ヘルペス治療薬のHIVに対する有効性 HIV陽性の患者であり単純ヘルペスに感染している女性が 抗ウイルス薬バラシクロビルを使用することでHIVの症状を抑えることができる研究が 医学ジャーナルのニューイングランドに発表されました。 バラシクロビル(Valocyclovir)はバルトレックス(Valtrex)としてグラクソスミスクライン社(GlaxoSmithKline)によって販売されています。 研究はアフリカのブルキナファソで実施され、無作為化二重盲検プラセボ対照試験の形式で行われました。 ロンドン衛生熱帯医学部のNicolas Nagotとその同僚は 単純ヘルペス2をバラシクロビルで治療することで 血漿および生殖器粘膜の両方​​のHIV-1 RNAの病錠を緩和してくれる効果を発見しました。 なお3ヶ月間の実験の間、この効果は強まっているように感じられました。 女性がヘルペスに感染するとHIVリスクは跳ね上がり、研究によると HSV-2は血漿および生殖器粘膜におけるHIV-1の量を増加させると報告されています。 研究ではHIV-1とHIV-2陽性と診断された140人の女性に対しては高活性抗レトロウイルス療法を用いませんでした。 参加者のHIVとヘルペスのレベルを24週間にわたり監視しました。 最初の12週間と後の12週間それぞれにバラシクロビル服用グループとプラセボグループに無作為に分けました。 統計的回帰分析を用いて生殖器および血漿へのHIV-1(RNA)およびHSV-2(DNA)のウイルス量に対する治療の効果をもとめました。 参加登録された140人の女性のうち136人を分析しました。 バラシクロビル服用グループはHIVウイルス量に少なくとも平均して50%ほどの減少が見られました。 HIV検出に減少は見られなかったため抗ウイルスの効果はHIVウイルスを除去するのではなく活性を低下させることだと考えられました。 さらに時間が経過するにつれて薬の効果が強くなっていくことが分かりました。 Nagot博士らはHSV抑制療法がHIV-1 RNAを性器と血漿中に二重感染した女性のウイルス量を減らしてくれるとと結論付けました。 そしてこの発見はがHIVウイルス制御へのヒントになるかもしれないとしました。 さらにヘルペス治療はHIVから完璧に守ってくれるわけではなく、性器のHIVレベルを下げてくれるため性行為での感染率を下げてくれるとしました。血漿中のHIVレベルを下げることで2重に感染している患者のヘルペス治療は抗ウイルス治療開始までの必要時間が延びるようです。 同じ号のジャーナルでフレッドハッチンソンがん研究センターの HIVワクチン試験ネットワークの主任であるラリー·コーリー博士より解説がされていました。 コーリー博士は、HIV陽性患者への試験で単純ヘルペス2型に多くのテストを行うべきだと 臨床医たちに促しました。Nagot博士らによって書かれた記録によると再生HIV-1はHSV-2に向け抗ウイルス療法で減少させることができる可能性があると示唆されていました。 コーリー博士は以前の研究で HIVに感染している人々は通常よりHSV-2感染率も高い事を報告しており、 同時感染率はヨーロッパ人で30から70%でアフリカ人は50から90%としました。

以下のサイトより引用
http://www.medicalnewstoday.com/articles/63642.php