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ヘディングを繰り返すと認知症になる?

サッカーボールのヘディングを繰り返すことは、認知症発症の一因となる可能性がある、との研究結果が出ています。

研究者らは、認知症のある14人の元サッカー選手に関するデータを集め、彼らが亡くなるまで20年以上にわたり、定期的に追跡調査を行いました。
内6人のサッカー選手の脳が、死後に検査されました。

この検査の結果6人の内4人に、ボクシングやその他接触スポーツに関連する脳の前部の損傷である、慢性外傷性脳症(CTE)がある証拠が示されました。

研究者らはまた、、アルツハイマー病やその他種類の神経変性の証拠を見出しました。
これは、認知症につながったさまざまな要因を示しています。

検査対象となったサッカー選手は皆、優秀なヘディングプレイヤーでした。
彼らはサッカーを平均26年間にわたってプレイし続けてきました。

イギリスにあるアルツハイマー病慈善団体に所属するデイビッド・レイノルズ医師は、娯楽としてのサッカーが長期的な問題を引き起こす可能性は低く、運動による利益がリスクを上回ると述べています。

レイノルズ医師は次のように話しています。
「認知症は年齢やライフスタイル、遺伝的要因の組み合わせによって引き起こされるため、さらなる研究が必要です。」

この研究はアクタ神経病理学ジャーナル(journal Acta Neuropathologica)に掲載されました。

出典:2017年2月15日更新 Health Spectator UK 『Can repeatedly heading a football lead to dementia?』(2019年5月7日に利用)
https://health.spectator.co.uk/is-heading-a-football-really-a-dementia-risk/