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プリマキン

プリマキンは抗マラリア薬に分類されており、マラリア予防、治療目的で使用されています。 プリマキンは赤血球でのマラリア原虫の増殖を阻害する作用があります。

同義語

プリマキン, Primaquine

有効成分

プリマキン, Primaquine

その他のブランド名

マリリッド, Malirid, マリリッド DS, Malirid DS その他

包装

10, 7

製造元

Ipca Laboratories, ジェネリック各社

形状

含有量

7.5 mg, 15 mg

製造国

インド

SKU

309

【プリマキン】食事と一緒に服用下さい。

【プリマキン】アルコールとの相互作用は不明です。 医師にご確認下さい。

【プリマキン】妊娠中に使用するのは危険である可能性があります。ヒトの胎児へのリスクがあるという肯定的な証拠がありますが、例えば生命を脅かすような状況で妊婦へ使用する利益がリスクを上回る場合には許容される可能性もあります。医師にご相談ください。

【プリマキン】母乳育中の使用は恐らく安全です。ヒトでの研究データは限られていますが、薬が乳児に重大なリスクがないことが示されてます。

【プリマキン】めまい、眠気、疲労を感じたり、注意散漫になることがあります。 そのような症状が見られた場合は、車の運転や機械の操作は控えて下さい。

【プリマキン】情報が限られていますので、薬の使用を始める前に医師へご確認ください。

【プリマキン】情報が限られていますので、薬の使用を始める前に医師へご確認ください。

シルデナフィル

プリマキン

使用方法
プリマキンはマラリアの治療に使用されます。
効能・効果
プリマキンは、マラリア原虫の中で高濃度に達し、それを死滅させる有毒なヘム色素の蓄積を引き起こす弱塩基です。
一般的な副作用
腹痛、上腹部の痛み、胃腸の不快感、嘔吐、吐き気、胸焼け
専門家のアドバイス
  • プリマキンによる治療中は、血液検査、特に血液検査、ヘモグロビン測定を受けることがあります。
  • 心臓病、血液中の低カリウム(低カリウム血症)および、または血液中の低マグネシウム(低マグネシウム血症)のいずれかに罹患している場合は、医師にご連絡ください。
  • 処方された用量のプリマキンは、14日以上服用しないでください。
  • 無秩序な心臓の電気的活動(QT延長)を引き起こすことが知られている薬物と一緒に服用しないでください。
  • 妊娠中、妊娠を計画中であるか、または授乳中である場合は医師にご相談ください。
よくある質問
Q.プリマキンはサルファ剤ですか、またはサルファを含んでいますか?
プリマキンは、サルファ剤でもなく、またサルファも含みません。

Q.プリマキンは安全ですか?
医師の指示に従い、所定の用量および期間で使用した場合、プリマキンは安全です。

Q.プリマキンはプロドラッグですか?
プリマキンの誘導体は、プロドラッグ形態での入手可能であり、代謝後にプリマキンはカルボキシピリミキンに変換されます。

Q.プリマキンとは何に使用されますか、また、プリマキンリン酸とは何ですか?
プリマキンは、マラリアの症状の繰り返しの発生を治療および防止するために使用されます。

Q.なぜプリマキンはクリンダマイシンと一緒に投与されますか?
プリマキンとクリンダマイシンは、ニューモシスチス肺炎の治療のために一緒に与えられます。

Q.マラリア原虫にプリマキンが含まれているのはなぜですか?
プリマキンは、熱帯熱マラリア原虫と呼ばれるマラリア原虫の初期赤血球のステージにおいて活性であるため、熱帯熱マラリアにおいて投与されます。

Q.プリマキンはクラミジアを治療しますか?
いいえ。プリマキンは、マラリアとニューモシスチス肺炎の治療で特に使用されます。その使用に関しては医師の助言に従ってください。
基本情報
プリマキンはマラリア、休眠原虫も殺し、再発を防止する根本的なマラリア治療薬として利用されています。他の薬と併用されることもあります。本剤の有効成分であるプリマキンは赤血球でのマラリア原虫の増殖を阻害する作用があります。

 マラリアは熱帯から亜熱帯に広く分布する原虫感染症です。世界保健機関・WHOの推計によりますと、年間3~5億人の感染者。150万~270万人の死亡者数があるとされています。この数字の多くはサハラ以南のアフリカでの5歳児未満の小児が占めますが、アフリカ以外の東南アジア、南亜細亜、南太平洋諸国、中南米でも多数の発生例があります。旅行者が帰国してからマラリアを発症するケースは約3万人と推計されています。日本では2000年以降は100例を下回り、減少してきています。感染すると高熱、吐き気、頭痛などの症状が現れます。悪性の場合では脳マラリアによって腎不全や意識障害など深刻な状態を引き起こし死に至る危険性があります。

 マラリアの病原体は4種あります。熱帯熱マラリア原虫(P. falciparum )、三日熱マラリア原虫(P. vivax )、卵形マラリア原虫(P. ovale )、四日熱マラリア原虫(P. malariae )。媒介動物は蚊(マハダラカ)です。マハダラカの唾液腺にスポロゾイトとして蓄積されたマラリア原虫は、メスのマハダラカが産卵に備えて吸血する際に唾液を注入するさいにヒトの体内にスポロゾイトが侵入します。血液中に入った後は45分ほどで肝細胞に取り付きます。その後肝細胞の中で1~3週間かけ増殖し、分裂小体(メロゾイト)が数千個になると肝細胞を破壊して赤血球に入り込みます。赤血球の中で8~32個に分裂し、赤血球を破壊して血液中に流れ出て、また別の赤血球に取り付きこの過程を繰り返します。

 マラリアを発症すると、40度もの高熱が出ますが比較的短時間で下がります。ただし、三日熱マラリアですと約48時間置き、四日マラリアですと72時間おきに高熱を繰り返します。卵形マラリアの場合、三日マラリアとほぼ同じ50時間毎に発熱を繰り返します。いずれの場合、一旦熱が下がるため油断しやすいのですが、早急に治療を開始しないと重篤化する危険性が高くなります。三度目の高熱を発症したときは大変危険な状態とされています。治療をせずに放置すると、慢性マラリア化し、発熱の間隔が延びて血中の原虫は減少します。三日熱マラリアと卵形マラリアでは一部の原虫が肝細胞内で休眠型となり、長期間潜伏する場合があります。日熱マラリア原虫の成熟体は、血液中に長期間(数か月~数年間)潜伏し発症させることがあります。

用法・用量
※医師に指示された用法および用法に従って下さい。
※用量は症状等により異なりますので、以下は目安としてお読み下さい。

【適応】
三日熱マラリア原虫および卵形マラリア原虫感染の根治、もしくは三日熱マラリア原虫および卵形マラリア原虫蔓延地域におけるリン酸クロロキンの抑制療法後にのみ使用されます。

三日熱マラリア原虫および卵形マラリア原虫によるマラリア発作を起こした患者、もしくは赤血球の寄生虫感染がある患者は、
まず血液の殺シゾント薬による治療を受ける必要があります。これにより赤血球の寄生虫を素早く駆虫し、発作を止めることができます。
リン酸プリマキンは、赤血球外の寄生虫を駆除するために使用されます。

マラリア蔓延地域から帰宅後、プリマキン錠を発作予防や三日熱マラリア原虫および卵形マラリア原虫感染の再発予防に使用する場合、
プリマキン錠は一般的にクロロキンもしくはその他の抗マラリア薬による治療期間の最後の2週間に、もしくは治療完了直後から服用を開始します。

プリマキン錠を再発防止に使用する場合、患者のグルコース-6-リン酸脱水素酵素(G6PD)状態を確認の上使用する必要があります。

【用量】
成人:
1日1錠(15mg)を14日間服用します。
軽度~中等度のG6PD欠損症がある場合は、体重1kgあたりプリマキン0.75mgを1週間に1度、8週間継続服用します。

子供:
体重1kgあたり1日0.39mgを14日間服用します。
軽度~中等度のG6PD欠損症がある場合は、体重1kgあたりプリマキン0.75mgを1週間に1度、8週間継続服用します。

いくつかの種類の三日熱マラリア原虫感染の根治には、薬剤耐性のため、より高い用量、もしくはより長い治療期間が必要となる可能性があります。

【用法】
プリマキン錠は、食後に服用することで、薬の消化不良に伴う腹痛や腹部のけいれんを減少できることがあります。

警告
(1)本剤の成分に対しアレルギーをもっている患者へ使用をさけること
(2)飲み合わせの悪い薬があるので医師と相談すること
(3)マラリアの種類により、薬に耐性のあるものがあるので注意すること
(4)次に該当する人は慎重に投与を行うこと
乾癬(かんせん)、消化器疾患、肝疾患、または中枢神経系疾患のある方、高齢者、小児


慎重投与
下記の場合には事前に医師に該当を伝えて下さい。
○プリマキンまたは本剤に含まれる成分に対してアレルギーの既往歴がある場合
○グルコース-6 - リン酸脱水素酵素(G-6-PD)欠損症の場合
○関節リウマチの場合
○紅斑性狼瘡の場合
○キナクリン療法を行っている場合

相互作用
メパクリンは、プリマキンの血中濃度を上げるため併用する場合には特に注意が必要です。

高齢者への投与
高齢者は一般に生理機能が低下しています。特に慎重に使用を進めることが必要です。

妊婦・産婦・授乳婦等への投与
妊娠中、または妊娠している可能性がある場合、授乳中の場合は事前に医師にその旨を伝えて下さい。