フシジン クリーム (フシジン酸)

フシジン クリームは、通常の細菌感染および重篤な細菌感染の治療に使用されます。

フシジン クリームは抗生物質です。重要な機能を果たすために細菌が必要とする必須タンパク質の合成を阻害することによって、細菌の増殖を停止させます。

フシジンクリームは、特定の皮膚疾患（アトピー性皮膚炎）の治療に使用されています。細菌のたんぱく質の合成を阻害する作用があります。

特定の細菌のみ効果を示し、ウイルスや真菌感染症などの他の感染症では効果はありません。

※医師に指示された用法および用法に従って下さい。
※用量は症状等により異なりますので、以下は目安としてお読み下さい。

【用量】
フシジンクリームの用量は医師が決定します。

【用法】
成人および子供：
通常、患部に少量のクリームを1日3～4回使用します。
医師より滅菌包帯を使用するよう指示があった場合は、通常使用頻度を減少させます。

赤ちゃんのおむつは、包帯として作用することがあります。医師の指示に従って使用して下さい。

フシジンクリームの効果が強すぎるもしくは弱すぎると感じた場合は、医師や薬剤師に相談して下さい。

【使用方法】
フシジンクリームは、皮膚に使用する外用薬です。飲み込んではいけません。

1.
使用前には必ず手洗いを行って下さい。
2.
チューブの蓋を外し、蓋の中の尖った部分をチューブのシール部分に押し込んで下さい。
3.
クリームを皮膚に優しく擦りこみます。
4.
顔に使用する場合は眼を避けて塗布して下さい。
5.
手を治療する場合を除き、使用後は必ず手を洗って下さい。

クリームが誤って目に入った場合は、水で直ちに洗い流して下さい。
視覚障害がでた場合や目が痛い場合は、直ちに医師に連絡して下さい。

【治療期間】
フシジンクリームの使用期間は医師が決定します。
通常治療は1～2週間継続されますが、これよりも長期的な治療が必要となる場合もあります。
これは感染の種類や治療効果によって異なります。
フシジンクリームを長期使用する、もしくは大量に使用する場合は副作用リスクが高まるため、特に注意して下さい。

【過量使用した場合】
誤って過量に使用した、もしくは誤飲した場合、通常有害な影響はありません。
しかし、何かしらの症状がでた、もしくは不安がある場合は、医師や薬剤師に相談して下さい。
乳児が誤飲した場合は、直ちに医師に連絡して下さい。

【使用を忘れた場合】
使用し忘れたら、思い出し次第使用して下さい。
忘れた用量を補うために倍量使用してはいけません。

【使用を中止する場合】
必ず医師に指示された使用期間に従って下さい。
早期に治療を中止すると、皮膚の感染症が戻る、もしくは治癒しない恐れがあります。

(1)本剤の成分に対しアレルギーをもっている患者へ使用をさけること。
(2)他の薬を使用している場合は投与前に医師と相談すること。
(3)医師の指示なしに、自分の判断で使うのを止めないでください。
(4)目には使わないでください。
(5)そう痒、発赤、腫脹、丘疹、小水疱等などの兆候がでたらすぐに使用を中止してください。