ピロクス ジェル (ピロキシカム)

ピロクス ジェルは、筋骨格痛および関節痛に使用されます。

ピロクス ジェルは、非ステロイド性抗炎症薬（NSAID）です。アレルギー症状および炎症（腫脹および発赤）を引き起こすプロスタグランジンの放出を阻止することによって作用します。

• ピロクス ジェルの使用により、生命を脅かす皮膚反応が起こる可能性があります。アレルギー反応の徴候が見られた場合は医師に相談してください。
• 長時間、日光の元で過ごすことは避けてください。ピロクス ジェルは、日光に対する皮膚の感受性を高める可能性があります。
• 日焼け止めを使用し、また、保護服も着用し日焼けを避けてください。
• 妊娠中、または妊娠を計画中であるか授乳中である場合は医師に相談してください。
• ピロキシカム、アスピリンおよび他の非ステロイド性抗炎症薬またはその成分のいずれかにアレルギーがある場合、使用しないでください。
  

Q.ピロキシカムは鎮痛剤ですか？
ピロクス ジェルは、痛みを和らげ、関節の腫脹を軽減するために使用されます。

Q.ピロキシカムはイブプロフェンと同じですか？
ピロキシカムとイブプロフェンはいずれも非ステロイド性抗炎症薬（NSAID）です。作用機構は類似していますが、同一ではありません。 ピロクス ジェルは、一般に、痛みを緩和し、関節に作用する腫脹を軽減するために使用されます。

Q.ピロクス ジェルは、アスピリン、アセトアミノフェン、イブプロフェンを含んでいますか？
いいえ、アスピリン、アセトアミノフェン、イブプロフェンは含まれていません。

成分の１つであるピロキシカムは非ステロイド抗炎症薬（NSAID）と呼ばれる分けられピロキシカムは体内で炎症や痛みの原因となるホルモンを減らす作用があります。飲み薬に比べ効き目はやや弱めですが体内の血液中にほとんど吸収されませんので、全身性の副作用はありません。

(1)本剤の成分に対しアレルギーをもっている患者へ使用をさけること。
(2)他の薬を使用している場合は投与前に医師と相談すること。
(3)関節の強い炎症や痛みには効果は期待できません。
(4)12歳以下の子供への使用はできるだけ避けてください。

薬の使用期間が長引くにつれ心臓発作や脳卒中など命に関わるリスク高まる恐れがあります。

以下の症状を持つ人は慎重に投与を行ってください。
心臓発作、脳卒中、血栓の既往歴、心疾患、うっ血性心不全、高血圧、胃潰瘍の既往歴、血液凝固障害、喘息

○本剤は皮膚外用です。眼、鼻、口、性器に付着しないように注意すること。ピロクス （ピロキシカム） ジェルが誤って付着した場合は、ただちに水で洗い流してください。
○ピロクス （ピロキシカム） ジェルの使用中は塗布箇所を日光、太陽灯などに露出しないこと。皮膚へダメージを与えるおそれがあります。
○ピロキシカムの皮膚塗布による経費吸収量は経口吸収量に比べて低くなります。経口ピロキシカムと比べてピロクス （ピロキシカム） ジェルは腸への副作用は低いといえます。ただし、高齢者の場合は、胃腸に何らかの既往歴がある方は特にピロクス （ピロキシカム） ジェルのの使用中、医師による監視下で慎重に使用することが大切です。ピロクス （ピロキシカム） ジェルの使用中に胃痛、消化不良、胸やけ、血便、胃腸からの出血などの副作用の症状がみられた場合は医師に相談してください。
○口の中にNSAIDを使用した場合に、深刻な膨れや剥離皮膚反応（例えばスティーブンス・ジョンソン症候群、中毒性表皮壊死症、剥脱性皮膚炎）を引き起こすことがありますが、このようなケースはごく稀です。ピロクス （ピロキシカム） ジェルの使用中に皮膚の発疹、または口、鼻、喉、性器などにただれ、水疱、潰瘍などがみられた場合は使用を注意して医師に相談してください。
○身体の広範囲にピロクス （ピロキシカム） ジェルを塗布した場合、経費吸収による血流への移行量が増えることで、副作用のリスクが高まります。特にピロクス （ピロキシカム） ジェルを頻回に使用する場合ではその傾向が顕著となりあます。

特定の薬は、妊娠または授乳中に使用できません。しかしながら、妊娠中または授乳中においてもその薬剤を使用することで得られる利益とがリスクを上回る場合に限り使用することができる薬剤もあります。妊娠している場合、または妊娠する計画がある場合は事前に医師に伝えてください。 妊娠中のピロクス （ピロキシカム） ジェル　使用は避けること。特に第三期では、母体の血中濃度が高くなると胎児への悪影響を与える恐れがあります。詳しくは医師に相談してください。 経口によるNSAIDの使用により、一時的に一部の女性に生殖能力が失われるおそれがあることがわかっています。このため、妊娠を望んでいる方や妊娠しにくい方は避けること。 ピロクス （ピロキシカム） ジェル　の成分の経皮吸収は極めて低いものの、授乳中の安全性は保証されていないため、本剤使用中の授乳は推奨されません。詳しくは医師におたずねください。