ハッカーによりモハメドファラーの医療薬品ファイルが漏洩

4度のオリンピックチャンピオンとなったモハメドファラー氏の名前が、最近、ハッキングされ公開された医療文書にありました。
『ファンシーベアーズ』と呼ばれるハッカーグループは、世界アンチ・ドーピング機関からの情報をフィッシングした後、ファラー氏の情報を公開しました。

その明らかにされた情報では、アスリートが事前の許可を得て禁止物質を服用させるTUE（治療使用特例）が含まれています。 TUEの使用は合法です。
ファラー氏のケースでは、2008年にトリアムシノロンと2014年7月に静脈内注入、硫酸モルヒネ、およびビコダイン（後者3品目）が提出されました。

彼はユタ州でのトレーニング走行中に倒れた後、2014年7月に薬品を投与しました。
ナイフ・オレゴン・プロジェクト（Nike Oregon Project）は、2015年に薬物使用につながる可能性について調査されています。この調査は、グループのヘッドコーチ、アルベルト・サラザールに焦点を当てました。
世界アンチ・ドーピング機関によれば、「病気や状態を治療するために必要な投薬が禁止リストに該当する場合、TUE（治療使用特例）はその選手に必要な治療です。」とのこと。

33歳のファラー氏は、彼の情報が公開される予定であることについて、彼の広報担当者を通じ「心配していない」と述べています。

また800メートル女子のオリンピック銀メダリストの1人であるフランシン・ニオンサバは、ホルモン補充療法のために使用される効き目が穏やかなステビアイドでTUEを提出していることが分かりました。

この漏洩には、スタークリスティン・シンクレーアを含む4人のカナダ人サッカー選手の医療情報も含まれています。
テニス選手のラファエル・ナダルは、公開された医療ファイルの長いリストに含まれており、ファンシーベアーズによる漏洩が4回目です。

（記事元）
http://runningmagazine.ca/hackers-release-mo-farahs-medical-and-drug-use-files/