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チルスチグミン (ネオスチグミン)

チルスチグミン (ネオスチグミン)の有効成分ネオスチグミンは筋肉の動きや胃腸の働きを高める作用があり、主に重症筋無力症の改善に使用されます。 また、膀胱の収縮を助け、放尿しやすくするという作用もあります。

同義語

ワゴスチグミン/ アトワゴリバース ジェネリック, Generic Prostigmin

有効成分

ネオスチグミン, Neostigmine

その他のブランド名

ワゴスチグミン ジェネリック,チルスチグミン,Tilstigmin

包装

10

製造元

Tablets india

形状

含有量

15 mg

製造国

インド

SKU

3252

【チルスチグミン (ネオスチグミン)】食事の有無にかかわらず投与することができますが、常に一定時間に服用することが勧められます。

【チルスチグミン (ネオスチグミン)】アルコールとの相互作用は不明です。 医師に相談してください。

【チルスチグミン (ネオスチグミン)】妊娠中に使用するのは危険である可能性があります。 動物研究では胎児に悪影響を及ぼしていますが、ヒトでの研究は限られています。妊婦へ使用する利益がリスクを上回る場合には許容される可能性もあります。医師にご相談ください。

【チルスチグミン (ネオスチグミン)】母乳育児中の使用には注意が必要です。治療を終了した後で、体から薬が完全に排泄されるまで、授乳は行わないで下さい。

【チルスチグミン (ネオスチグミン)】車の運転などに影響を及ぼすかどうかは不明ですが、反応や集中力に影響するような症状が見られた場合は、車の運転や機械の操作は控えて下さい。

【チルスチグミン (ネオスチグミン)】腎疾患がある場合は注意が必要です。用量調整が必要となることがありますので医師へご相談ください。定期的な腎機能検査や血液検査が必要となる可能性があります。

【チルスチグミン (ネオスチグミン)】肝疾患での使用は恐らくは安全です。情報は限られていますが、用量変更の必要はないことが示されています。医師へご相談下さい。

シルデナフィル

ネオスチグミン

使用方法
チルスチグミン (ネオスチグミン)は、重症筋無力症、麻痺性腸閉塞、術後の排尿困難、および手術後の骨格筋弛緩薬の効果の逆転治療に使用されます。
効能・効果
チルスチグミン (ネオスチグミン)は、化学的伝達物質のレベルを上昇させ、神経および筋肉にわたる信号の自由な伝達を可能にします。
一般的な副作用
吐き気、嘔吐、腹部痙攣、下痢、過度の唾液分泌
専門家のアドバイス
  • 外科手術を行う際には短時間、薬の使用を中止する必要がある可能性があります。
  • てんかん、気管支喘息、徐脈、最近、冠状動脈閉塞を起こした、迷走神経障害、甲状腺機能亢進症、心臓不整脈、消化性潰瘍がある場合は、薬の使用は慎重に行ってください。
  • 腸管からの吸収速度が増加する可能性がある状況では、チルスチグミン (ネオスチグミン)を大量に服用しないでください。 チルスチグミン (ネオスチグミン)がGIの運動性の低下のために抗コリン薬と一緒に投与される場合は注意して使用してください。
  • チルスチグミン (ネオスチグミン)が視力の衰えや思考の障害を引き起こす可能性があるため、車を運転したり機械を操作したりしないでください。
  • チルスチグミン (ネオスチグミン)を服用している間はアルコールを服用しないでください。副作用が悪化する可能性があります。
  • チルスチグミン (ネオスチグミン)を過剰に投与すると、極度の筋肉の衰弱を引き起こす可能性があります。チルスチグミン (ネオスチグミン)を服用している間は予防措置を講じてください。
よくある質問
Q.チルスチグミン (ネオスチグミン)は抗コリンエステラーゼ/抗コリン作用薬/アゴニスト/コリンエステラーゼ阻害薬/神経伝達物質ですか?
チルスチグミン (ネオスチグミン)は抗コリンエステラーゼです。 しかし、それは抗コリン作用薬、アゴニスト、コリンエステラーゼ阻害薬または神経伝達物質ではありません。

Q.チルスチグミン (ネオスチグミン)は吐き気を引き起こしますか?
はい、チルスチグミン (ネオスチグミン)は軽度の悪心を引き起こします。

Q.チルスチグミン (ネオスチグミン)はロクロニウム/サクシニルコリンの効果を逆転させ、シュードコリンエステラーゼを阻害/ヒスタミン放出を引き起こしますか?
はい、チルスチグミン (ネオスチグミン)はロクロニウム/スクシニルコリンの逆転を引き起こし、シュードコリンエステラーゼを阻害します。 また、ヒスタミン放出を引き起こします。  

基本情報
チルスチグミンの有効成分である臭化ネオスチグミンは筋肉の動きを助けたり、胃腸の働きを高める作用があり、主に重症筋無力症改善に用いられます。ムスカリン受容体と呼ばれる受容体を刺激することで種々の効果ももたらします。上記作用により神経伝達物質アセチルコリンを増やし筋肉の働きを良くします。 その他にも、チルスチグミンの有効成分である臭化ネオスチグミンには膀胱の収縮も助けて、排尿を出やすくする作用もあります。 重症筋無力症とは
重症筋無力症(Myasthenia Gravis/MG)とは、ニコチン性アセチルコリン受容体(神経伝達物質アセチルコリンの筋肉側に受容体)と抗アセチルコリン受容体抗体が結合してしまうことで、シナプス後神経筋接合部におけるアセチルコリン受容体への伝達が遮断され神経・筋伝達の阻害が起こり、筋肉の易疲労性・脱力を招く神経筋疾患日本では難病に指定されています。神経筋接合部の一部の遺伝的欠陥が原因で起こる自己免疫疾患と捉えられることもあります。男性よりも女性に多い病気です。年代では20代~40代での発症が主な発症年代です。世界において重症筋無力症と診断される患者数は、年間で約3人~30人/百万人の割合です。日本においての有病率は約10人~11人/10万人当たりとされています。
特徴的な重症筋無力症の症状は、運動反復などの他、眼瞼下垂、複視などの眼の症状をおこしやいといわれています。症状が眼にのみ現れる場合は眼筋型重症筋無力症、全身に症状が現れるものは全身型重症筋無力症と言われます。嚥下が上手く出来なくなる場合もあります。重症化すると呼吸筋の麻痺をおこし、呼吸困難を来すこともあります。顔面や頸部の筋力低下、球症状はクリーゼを引き起こしやすくなります。クリーゼとは重症筋無力症の15~20%でみられる呼吸不全、生命を脅かす恐れのある症状です。重症筋無力症の症状には日内変動がみられることがあります。 重症筋無力症はいくつかのタイプに分類することができます。Musk抗体陽性型、Lrp4抗体陽性型、成人眼筋型、小児型などです。Musk抗体陽性型では、20代から60代にかけての女性に発症しやすく、症状としては眼症状、球症状、顔面筋脱力が著しくみられクリーゼをおこしやすいのが特徴です。成人眼筋型の約半分の患者が眼筋型で発症し、そのうち5割~6割の患者がその後2年以内に全身型へ進むみます。高齢者では全身型への進行割合は低く約3割ほどとされています。小児型では、5歳以下に発症ピークがあります。
警告
○本剤の成分に対しアレルギーをもっている患者へ使用をさけること。
○他の薬を使用している場合は投与前に医師と相談すること。
○妊婦、または妊娠している可能性のある患者への投与は避けること。
○腹膜炎など胃に状態がある場合はネオスチグミンを使用しないでください。
○喘息、てんかんや他の発作性疾患、心臓、血管に問題、甲状腺機能亢進がある場合はネオスチグミンを使用する前に、医師に相談してください。
ネオスチグミンに対してアレルギーの既往歴ががある場合は、事前に医師または薬剤師にそのことを伝えてください。
チルスチグミンに含まれるその他の成分に対してアレルギーの既往歴ががある場合は、事前に医師または薬剤師にそのことを伝えてください。
その他の抗コリンエステラーゼ薬(例:ピリドスチグミン)に対してアレルギーの既往歴がある場合は、事前に医師や薬剤師にそのことを伝えてください。
チルスチグミンはアレルギー反応または他の問題を引き起こすことがおそれがある不活性成分を含んでいる可能性があります。詳細については薬剤師に相談してください。
下記の場合、ネオスチグミンの使用はできません。下記の症状や疾患がある場合は、事前に医師や薬剤師へそのことを伝えてください。
胃・腸閉塞、尿閉塞、腹膜炎など
上記以外にも何らかの疾患既往歴がある場合はそのことを医師や薬剤師に伝えてください。特に下記の疾患既往歴を伝えることは重要です。
発作、喘息、心疾患(例:遅脈、不整脈、冠動脈疾患)、神経障害(例:迷走神経緊張症)、甲状腺機能亢進(例:甲状腺機能亢進症)、胃腸疾患(例:重度の便秘、潰瘍、巨大結腸)。
なんらかに手術をを受ける前に、チルスチグミンを使用していることを医師や歯科医に伝えてください。 妊娠中は、本剤の使用による有益性がリスクを上回ると医師が判断下場合に限り使用すること。医師ととリスクと利点について十分に話し合うこと。
ネオスチグミン成分の母乳への移行については不明です。ただし、類薬において成分が母乳へ移行することがわかっています。授乳前に医師にご相談ください。
相互作用
チルスチグミンの服用中に手術を受ける場合、事前にチルスチグミンを使用中であることを医師や歯科医へ伝えてください。 ネオスチグミンはスキサメトニウムなど特定の筋弛緩薬の効果を延長、もしくは効果を半減する可能性があります。 以下の薬はネオスチグミンの効果に影響を与える可能性があります。
ネオマイシンやゲンタマイシンなどのアミノグリコシド系抗生物質、パーキンソン症状に対する抗ムスカリン薬、尿失禁に対する抗ムスカリン薬、アトロピン、クロロキン、クリンダマイシン、ヒドロキシクロロキン、ヒヨスチン、リチウム、ポリミキシン、プロパフェノン、プロプラノロール
医師や薬剤師はすでにチルスチグミンの副作用について把握しており、処方に反映していることがあります。勝手な自己判断で、医師の指示なしにチルスチグミンを使用開始、使用停止、したり用量を変えたりなどをすることは絶対にやめてください。 使用中の薬剤(処方薬、一般薬、漢方、ハーブ製品、サプリメントなどを含む)すべてについて医師および薬剤師へ事前に伝えてください。特に下記の薬剤を使用している場合、必ず医師や薬剤師へ事前に伝えること。
アミノグリコシド系抗生物質(例:ゲンタマイシン)、抗不整脈薬(例:キニジン)、ジフェンヒドラミンなどの抗ヒスタミン薬、鎮痙ジサイクロミン、麻薬性鎮痛薬(例:モルヒネ)
ここに記載の情報は、チルスチグミンの使用によって起こりえる全ての相互作用を網羅したものでありません。したがって、この製品を使用する前に使用している剤(処方薬、一般薬、漢方、ハーブ製品、サプリメントなどを含む)すべてについて医師および薬剤師へ事前に伝え、変更があった場合なども情報を共有してください。