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JapanRx / ダイエットコーラ等の低カロリー飲料は糖尿病を引き起こす可能性

ダイエットコーラ等の低カロリー飲料は糖尿病を引き起こす可能性

科学者らは、ダイエットコーラや類似飲料は致命的な糖尿病を引き起こす可能性があると警告しています。

専門家らは、低カロリーの甘味料は健康な人の腸内細菌に影響を及ぼし、血糖値の適切なコントロールを妨げることを発見しました。

アデレード大学は糖尿病を患っていない29人の被験者を募り、約半数に低カロリーの甘味料を与えました。

低カロリーの甘味料は1日3回2週間にわたって与えられ、研究に参加したもう片方のグループはプラセボ(偽薬)を与えられました。

この研究に参加した被験者は全員検便が採取され、便に含まれる微生物が調べられました。

ダイエット飲料カプセルを服用した被験者は、便中の「良い」細菌がはるかに少なく、食べ物を分解する種類の細菌も減少した結果となりました。

また、適切に管理されないと病気を引き起こす種類である「日和見性の」腸内細菌の増加も見られました。

もう一つの懸念として、血糖値コントロールに役立つ微生物の減少がありました。

ブチリビブリオと呼ばれるこの細菌の減少は、GLP-1ホルモン放出の減少と関連していました。

このホルモンは、血糖値のコントロールを助けます。

この研究の著者らは、次のように述べています。
「私たちの調査結果は、甘味料が健康な人の血糖値コントロールを悪化させるという考えを裏付けています。」

しかし他の専門家らは、1日5杯のダイエット飲料を飲まない限りこの作用は現れないだろうと話しています。

グラスゴー大学のNaveed Sattar氏は、次のように述べています。
「この証拠が1日1杯のダイエット飲料を飲むのを止める理由にはなりません。」

この研究は、ドイツのベルリンで開催された欧州糖尿病学会の年次総会で発表されました。

イスラエルとシンガポールの大学が行った以前の研究では、一般的な甘味料であるアスパルテーム、スクラロース、サッカリン、ネオテーム、アドバンテーム、アセスルファムカリウムの6種が腸内細菌にとって有毒であることがわかっています。

出典:2019年5月6日更新 The Sun UK 『Drinking Diet Coke and similar low-calorie beverages could trigger deadly diabetes, scientists warn』(2019年5月8日に利用)
https://www.thesun.co.uk/news/9013764/diet-coke-low-calorie-deadly-diabetes/