スチナット（スニチニブ）

スチナット（スニチニブ）は、腎臓癌および消化管間質腫瘍の治療に使用されます。

がん患者の場合、DNA（遺伝物質）の変化が異常な癌細胞を産生するシグナルを引き起こします。スチナット（スニチニブ）はこのシグナルをブロックし、癌細胞の産生を停止させます。

吐き気、嘔吐、虚弱感、浮腫、発疹、腹痛、食欲不振、消化不良、皮膚の変色、疲労感、発熱、肌の乾燥、出血、血圧の上昇、下痢、便秘、手足症候群、口内炎（口の炎症）、髪の変色

• 次のような症状がある場合は、医師に相談してください。
  高血圧、血液疾患、出血、または傷の問題、心臓の問題、脳卒中を引き起こす動脈または静脈の異常な血栓、胸の痛み、脚の腫れまたは痛み、甲状腺の機能不全（甲状腺機能低下症）、膵臓または胆嚢疾患、肝臓の問題や黄疸、皮膚および皮下組織障害（感染性/非感染性皮膚発疹を含む）、糖尿病、てんかん発作などの障害
• 歯科手術を含む手術を受けたことがある、または受ける予定がある場合は、医師に相談してください。
• スチナット（スニチニブ）はめまいや異常な疲労感を引き起こすことがあります。気分が良くなるまで、車を運転したり、機械を操作したりなど精神的な注意と調整を必要とする活動は控えてください。
• スチナット（スニチニブ）により肌の色が黄色く変色したり、髪の色が明るくなる可能性があります。これは正常ですので懸念する必要はありません。
• 高血圧を引き起こす可能性があるため、スチナット（スニチニブ）を服用中は定期的に血圧の検査を行う必要があります。
• 妊娠中、もしくは妊娠を計画中である場合、または授乳中である場合は、医師にご相談ください。妊娠中、もしくは妊娠を計画中である場合、または授乳中である場合は、医師にご相談ください。

Q.スチナット（スニチニブ）は細胞毒性ですか？
はい、スチナット（スニチニブ）は細胞傷害性で、特定のタイプの癌の治療に使用されます。しかし、その細胞傷害性によりいくつかの副作用が引き起こされる可能性があります。薬の使用に関しては医師の助言に従ってください。

Q.スチナット（スニチニブ）はどのように作用しますか？
スチナット（スニチニブ）は、がん細胞の増殖および広がりを示すタンパク質を阻害します。これにより癌性細胞の拡散を停止または遅延させ、腫瘍の縮小を助けます。

Q.スチナット（スニチニブ）とは何ですか？
スチナット（スニチニブ）は、胃腸間質腫瘍（GIST、最も一般的に胃や小腸などの胃腸管で発生する腫瘍）や転移性腎細胞癌（MRCC、腎臓の起源部位を超えて体内の他の器官に転移した癌）、
および膵臓神経内分泌腫瘍（PNET、島細胞癌）の治療に使用されます。

Q.スチナット（スニチニブ）は癌を治しますか？
スチナット（スニチニブ）は、癌のサイズを小さくすることができ、がん細胞の増殖を抑制するのに役立ちます。スチナット（スニチニブ）に対する応答は、癌の種類、および程度、ならびに原発癌による他の器官との関係により変わります。

医師より指示された用量と期間で服用してください。
食事の有無にかかわらず服用できますが、いつも決まった時間に服用することが推奨されています。

スチナット（スニチニブ）は、抗がん剤です。 
がんの増殖の原因となる特定の細胞表面タンパク質 (チロシンキナーゼ) に結合し阻害することで作用します。 
また、腫瘍内の新しい血管の成長を制限し、悪性癌の増殖を防ぎます。

吐き気や嘔吐
脱力感、疲労感
むくみ（腫れ）
発疹
腹痛
皮膚の変色
発熱
皮膚の乾燥
出血
高血圧
下痢
便秘
手足に痛みを伴う水ぶくれ
口内炎（口の炎症）
髪の変色
四肢の痛み
背中の痛み
頭痛
関節の痛み
体重減少
咳
味覚の変化
消化不良
息切れ

スチナット（スニチニブ）は食事の有無にかかわらず服用できますが、最大限の効果を得るため、毎日同じ時間に服用するようにしてください。
必要な用量と服用頻度は医師により決定されます。医師の指示どおりに服用してください。
間違った方法で摂取したり、過剰に摂取したりすると、非常に深刻な副作用を引き起こす可能性があります。
効果が現れるまで数週間または数か月かかる場合がありますが、医師の指示がない限り服用を中止しないでください。

スチナット（スニチニブ）は腎臓がんおよび消化管間質腫瘍の治療に使用されます。

医師へご確認下さい。