スキンケアの科学　レチノールとは？

スキンケアの話では、ヒアルロン酸やレチノールなどの成分がしばしば話題になり、広告ではセルムやクリームの前に強調表示されます。

しかし、私たちの中には、これらの成分が何であるか、またなぜ毎日のスキンケアに組み込むべきか（あるいはある場合にはそうすべきではない）を本当に知っている人はほとんどいません。

最新のビデオシリーズ、スキンケアの科学（Science of Skincare）では、化粧品皮膚科医のバンチング博士の助けを借りて科学的に説明しています。

初回の話はレチノイドに焦点を当てています。
これは「にきびの予防」と、「老化の予防」に頻繁に関連付けられている成分です。ここにあなたが知る必要がある全てがあります。

レチノイドとは何ですか？
レチノイドとレチノールはビタミンAの誘導体です。レチノイドは処方薬ですが、レチノールを含む製品は店頭で購入できます。
後者は、レチノールをレチノイン酸に変換する必要があるため、作用するまで時間がかかりますので、成果が見られるまでには少なくとも3か月かかる場合があります。

レチノイドとレチノールのスキンケアにおいてのメリットは何ですか？
レチノイドは何十年にもわたってにきび治療に使用されています（トレチノインは40年以上前に承認されています）が、近年では老化を防止することができることが分かっています。
それは細胞の入れ替わりを早め、古いものを取り除きます。
また、コラーゲンを刺激し、肌をしっかりとしたしなやかさを与え、細い線を滑らかにし、色素沈着を補正します。

レチノイドとレチノールはどうやって使うべきですか？
あなたの肌にレチノールが順応するように調整しなければならないので、週に2〜3回、夜間に少量から始めることが重要です。
それはちょっとした運動なので、スタミナを増やす必要もあります。
バンチング博士がビデオで説明しているように、あなたがスキンケアでレチノールやレチノイドを使用しているときは、たとえ夜間のみ使用していてもSPFを着用することが絶対に不可欠です。

レチノイドの副作用は何ですか？
レチノイドとレチノールには多くの利点がありますが、以前使用した際に過敏に反応した場合、その使用には注意が必要です。
お肌が成分によっては赤みや痛みを感じることは珍しくありません。
あなたが妊娠している場合は、レチノールベースの製品を使用しないでください。
乾燥した敏感肌の人は慎重に適用し、皮膚科医からアドバイスを求める必要があります。

記事元：
http://www.telegraph.co.uk/beauty/skin/science-of-skincare-what-are-retinoids/