シーエルセントリ (マラビロク)

シーエルセントリ (マラビロク)は、HIV感染の治療に使用されます。

シーエルセントリ (マラビロク)は、HIVウイルスが体内に侵入し感染を引き起こすために使われるCCR5と呼ばれる受容体を遮断します。

吐き気、発疹、貧血、不眠症（睡眠困難）、衰弱、肝臓酵素の増加、腹痛、鼓腸、食欲不振、うつ症状

マラビロクはエイズウイルス（ＨＩＶ）の増殖を抑える抗ウイルス薬で、エイズの治療に使われませす。他の抗HIV薬と併用されます。ＨＩＶ侵入阻害薬またはCCR5阻害薬と呼ばれる抗エイズ薬です。ウイルスが減ることで免疫力が回復（体調・体力が回復します）、エイズの発症や進行を遅らせることにつながります。ただし、エイズウイルス（ＨＩＶ）を完全に死滅させるものではありません。マラブロクはFDAにより承認をされています。

以下の症状を持っている人はお薬の使用はしないでください。
腎臓病、心臓病、肝臓病、起立性低血圧、降圧薬を服用中の人。

別の抗エイズ薬のプロテアーゼ阻害薬と併用すると、この薬の血中濃度が上昇するので服用量を半減する必要があります。
クラリスロマイシン（クラリス、クラリシッド）、イトラコナゾール（イトリゾール）と併用する場合も服用量を減らすようにしてください。

次の薬と併用すると、この薬の血中濃度が低下するので、服用量を倍増する必要があります。
非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬、カルバマゼピン（テグレトール）、フェノバルビタール（フェノバール）、フェニトイン（アレビアチン、ヒダントール）、リファンピシン（リファジン）

セイヨウオトギリソウ（ セント・ジョーンズ・ワート）を含む健康食品はとらないでください。この薬の作用を弱めるおそれがあります。

妊娠中の服用については､医師とよく相談してください。この薬を飲むことで、赤ちゃんの感染リスクを減らせる可能性があります。授乳はしないでください。乳汁中に薬成分がが移行することが考えられます。また、母乳中のエイズウイルスにより赤ちゃんが感染する可能性があります。