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ゴルフで寿命が延びる

英国スポーツ医学ジャーナル(British Journal of Sports Medicine)に掲載されている記事によると、ゴルフをすることで平均余命を伸ばし、病気を予防し、メンタルヘルスを改善することができるといいます。

エジンバラ大学の研究者らは、ゴルフと健康に関する5,000件の研究を調べました。
彼らは、ゴルフには年齢や性別問わず身体的及び精神的健康効果があることを発見しました。
ゴルフは心血管、呼吸器および代謝の健康を改善し、心臓病や糖尿病、結腸がんや乳がん、脳卒中を含む慢性疾患の予防を助ける可能性があります。

また、このスポーツはバランスや筋肉の持久力を向上させるため、ゴルフをすることによる効果は年を重ねる毎に増すこともわかりました。

この健康効果は、18ホールを回る中で最低500カロリーを消費する運動作用によってもたらされます。
日光や新鮮な空気に触れることもまた要因の一つであると言われています。

この記事では、ゴルフと死亡率低下の関連性を発見した2件の研究が引用されていました。
スカンジナビアスポーツにおける医学と科学ジャーナル(Scandinavian Journal of Medicine and Science in Sports)に掲載された一つの研究では、スウェーデンゴルフ連盟のメンバー約30万人において、死亡率が40%減少し、平均寿命が約5年間増加したことがわかりました。

この研究を率いたアンドリュー・ムレー博士は、次のように述べています。
「ゴルフによる適度な身体活動は寿命を延ばし、メンタルヘルスに良い影響を与え、心臓病や脳卒中、糖尿病、乳がんや大腸がんなど40以上の主要な慢性疾患の予防や治療に役立つことがわかっています。」

「この調査結果では、ゴルフをする人はそうでない人よりも寿命が長く、コレステロール値や身体組成、心身の健康、自尊心において良好であることが示されています。このスポーツには若者からお年寄りまで参加できることを考えると、これは幅広い年齢の人に対する様々な健康効果を実証するものです。」

この論文ではまた、ゴルフをする上でのリスクも羅列されています。
これには、落雷やゴルフカート関連の事故があります。
ゴルフはアメリカでは最も落雷事故件数の多いスポーツであり、また全米安全評議会(NSC)によると、年間15,000件以上のゴルフカート関連事故が起きているといいますが、全てがゴルフに関連している訳ではありません。

出典: 2016年10月10日更新 Health Spectator UK 『The health case for golf: the sport ‘adds years to your life’』(2019年5月27日に利用)
https://health.spectator.co.uk/the-health-case-for-golf-the-sport-may-add-five-years-to-your-life/