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カフェインで不安が助長される?

2019年7月19日(HealthDay News) - 不安障害に苦しんでいるのであれば2杯目のコーヒーはやめた方が良いかもしれないと
新しい研究では示唆されています。
 
人によってはカフェインは集中力を高め、エネルギーを補給するものなのかもしれませんが、一般的な不安障害を持つ人々にとって
問題を引き起こす可能性があるとペンシルバニア州中部で患者や地域社会に奉仕するPenn State Health医療センターの臨床心理学者である、
ジュリー・ラディコ博士は述べました。
 
「カフェインは敵ではありません。」と彼女は言います。
 
「しかし、私は人々に健康のためには制限と適量というのがあると伝えています。なぜなら、カフェインが活性化していて、
不安の疑似症状が現れるか悪化させてしまう可能性があるからです。」
 
低用量のカフェインは、50mgから200mgの範囲です。
一度に400 mgを超える量を摂取すると、刺激過度となり不安感に苛まれることがあります。
また、動悸、吐き気、腹痛などの症状を引き起こすことがあります。
 
不安は一般的な問題ですが、多くの患者とその医師はカフェインを潜在的な要因として考えていないとPenn State Healthの家庭医学部門の
マシュー・シルビス博士は述べています。
「カフェインの摂取と不安との間に関連性があるかどうかを考えてほしいのです。」
 
不安障害を持つ人々にとって潜在的な問題であるだけでなく、カフェインは、発作性疾患がある場合、肝疾患、慢性腎疾患や、特定の心臓の病気や
甲状腺疾患のための薬剤と好ましくない相互作用を起こす可能性があるとシルビス博士は言います。
 
「患者がすでに抱えている可能性のある医学的な問題の管理がより困難になる可能性があります。」
 
カフェインの含有量を比較すると、トールサイズのスターバックスのコーヒーでは250 mg、そしてエネルギー飲料での400 mgと比較して、
自家製のコーヒーの平均的な1カップは約100mgです。
マウンテンデューの1缶は55 mg、そして、缶コーラは35 mgです。
 
多くのビタミンやスポーツ飲料、あるいは栄養補助食品にはカフェインも含まれていますが、そういった製品のラベルは多くの人が確認していないと、
シルビス博士は付け加えました。  
 
【参照記事】
Is Caffeine Fueling Your Anxieties?