エプレレノン (セララ ジェネリック)

エプレレノンは、高血圧、心不全、肝硬変および低カリウムの治療に使用されます。

エプレレノンは、カリウムを体内から失うことなく体内の過剰な水分や電解質を除去することによって膨潤を低下させます。

吐き気、嘔吐、疲労、めまい、脚のけいれん、咳、インフルエンザ様症状、血中カリウム濃度の上昇、血中クレアチニンレベルの増加、下痢

• 腎疾患や肝疾患がある場合、血中の脂肪濃度（コレステロールおよびトリグリセリド）が高い場合、または糖尿病である場合は、エプレレノンを服用する前に医師に相談してください。
• カリウムの血中濃度が非常に高い、または腎臓に問題がある場合は、エプレレノンを使用しないでください。
• 小児への使用はお勧めできません。
• 医師に相談することなくエプレレノンの服用を中止しないでください。
• 薬を飲み忘れた場合、思いだしたらすぐに服用して下さい。ただし、次の服用時間との間隔は少なくとも12時間はあけてください。
  また、飲み忘れたからといって次の投薬時間に服用量を2倍にするなどの調整は行わないで下さい。
• 妊娠中、または妊娠を計画している場合、または授乳中である場合は、エプレレノンを服用する前に医師にご相談ください。

Q.エプレレノンは利尿剤もしくはカリウム保持性利尿薬ですか？
はい。エプレレノンは、ホルモンアルドステロンの生物学的効果を阻止することにより、尿排泄を増加させ、カリウム排泄を減少させることができるカリウム節約作用があります。

Q.エプレレノンはβブロッカーもしくは血液希釈剤ですか？
エプレレノンは、アルドステロン受容体遮断薬であり、心臓発作後の心不全の状態を改善し、高血圧を低下させるために使用されます。 βアドレナリン作動性受容体に対する作用は知られておらず、
血液の粘度を変化させることもありません。

Q.エプレレノンはステロイドですか？
はい。エプレレノンはステロイド構造を有しています。

Q.エプレレノンは何の治療に使用されますか？
エプレレノンは、他の治療薬と一緒に心臓発作（心筋梗塞）後、および高血圧の治療後の左心室機能不全に起因する心不全の症状の悪化を防ぐため、そして症状を改善するために使用されます。

Q.エプレレノンは血糖値を上昇させますか、また、勃起不全や体重増加、脱毛を引き起こしますか？
いいえ、エプレレノンの既知の副作用の中には、これらは含まれておりません。

Q.エプレレノンは女性化乳房を引き起こしますか？
女性化乳房（男性の乳房の拡大）は、エプレレノンが1,000人の患者のうち1人～10人の患者に起こる稀な副作用として知られています。

Q.エプレレノンはスピロノラクトンとどう違うのですか？
エプレレノンおよびスピロノラクトンは両方ともアルドステロンアンタゴニストです。それらは、臨床試験に基づく治療において使用方法が異なります。

エプレレノン (Eplerenone) 選択的アルドステロン阻害薬
アルドステロンは、副腎皮質から分泌されるステロイドホルモンの1つであり、レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系の最終生成物である。体液量を増加させ血圧を上昇させるアルドステロンの作用を受容体レベルで阻害することによって血圧を下げる作用を持ちます。

〔錠剤〕：1錠中エプレレノン25mg, 50mg配合

※医師に指示された用法および用法に従って下さい。
※用量は症状等により異なりますので、以下は目安としてお読み下さい。

【用法】
エプレレノン錠は、食事と一緒に、もしくは空腹時に服用することができます。
錠剤はたっぷりの水と一緒に服用して下さい。

【用量】
エプレレノン錠は、通常別の心不全治療薬（例：ベータ遮断薬）と組み合わせて投与されます。
通常、初回投与量として1回25mgを1日1回服用し、約4週間後に用量を1回50mg1日1回の服用へ増量します。
最大用量は、1日50mgです。

エプレレノン錠による治療を開始する前、開始後最初の1週間以内、開始1か月後の各時点で、血中カリウム値を測定する必要があります。
血中カリウム値に応じて、医師が用量調節を行うことがあります。

腎障害もしくは肝障害を患う患者：
軽度および中等度の腎障害がある場合は、1日25mgの服用から開始して下さい。
この用量は医師の推奨方法や血中カリウム値によって調節される場合があります。
重度の腎障害がある患者へのエプレレノン錠使用は推奨されません。
軽度よび中等度の肝障害がある場合は、初回投与量の調節は必要ありません。
腎障害もしくは肝障害を患う患者は、血中カリウム値の測定頻度を増やす必要がある可能性があります。

高齢者：
初回投与量の用量調節は必要ありません。

小児および青年：
エプレレノン錠は、小児および青年には推奨されません。

【過量服用した場合】
直ちに医師に連絡して下さい。
過量に服用すると、低血圧（頭のふらつきやめまい、視界のぼやけ、倦怠感、急な意識喪失）もしくは高カリウム血症、血中カリウム値の上昇（筋けいれん、下痢、吐き気、めまい、頭痛）などの症状が起こる可能性があります。

【服用を忘れた場合】
服用を忘れ、思い出した時点で次の服用予定時間まで12時間以上ある場合は、直ぐに服用し、その後は通常の服用スケジュールへ戻って下さい。
思い出した時間がそれ以降である場合は1回分を飛ばし、次の予定時間より服用を再開して下さい。
忘れた用量を補うために倍量服用してはいけません。

【服用を中止する場合】
エプレレノン錠は、医師の中止指示が無い限り、処方通りに服用を継続することが大切です。

下記の場合の使用はできません。
○本剤の成分に対して過敏症の既往歴がある場合
○高カリウム血症の場合
○本剤の使用開始の際に血清カリウム値が5.0mEq/Lを超えている場合
○微量アルブミン尿またはタンパク尿を伴う糖尿病の場合
○中等度以上の腎機能障害（クレアチニンクリアランス50mL/分未満）の場合
○重い肝機能障害がある場合
○カリウム製剤、カリウム保持性利尿薬を使用中の場合

下記の場合の使用は特に慎重に行う必要があります。事前に医師に該当を伝えて下さい。
○軽度の腎機能障害がある場合
○軽度～中等度の肝機能障害がある場合
○高齢者

【併用禁忌】
カリウム製剤
・塩化カリウム（塩化カリウム）
・グルコン酸カリウム
・アスパラギン酸カリウムなど
カリウム保持性利尿薬
・スピロノラクトン
・トリアムテレンなど
イトラコナゾール
リトナビル
ネルフィナビル

【併用注意】
ACE阻害薬
・カプトプリル
・マレイン酸エナラプリル

・リシノプリル等
アンギオテンシンII受容体拮抗薬
・ロサルタンカリウム
・カンデサルタンシレキセチル
・バルサルタン等
アリスキレン
シクロスポリン
タクロリムス
CYP3A4阻害薬
・クラリスロマイシン
・エリスロマイシン
・フルコナゾール
・サキナビル
・塩酸ベラパミル等
CYP3A4誘導薬
・デキサメタゾン
・フェニトイン
・リファンピシン
・カルバマゼピン
・フェノバルビタール等
セイヨウオトギリソウ（セント・ジョーンズ・ワート）含有食品
リチウム製剤
・炭酸リチウム
非ステロイド性消炎鎮痛薬
・インドメタシン等
ミトタン

室温保存