アタラックス (ヒドロキシジン)

アタラックスは、アレルギー疾患の治療に使用されます。

アタラックスは、炎症、鬱血、かゆみ、および他のアレルギー反応を引き起こす特定の化学伝達物質の作用を遮断します。

眠気、不安、めまい、口・鼻・喉の渇き、皮膚の乾燥、息切れ、筋肉の弱化、鼻づまり、気管のつまり、皮膚の紅潮、胃の不調

アタラックス、または本薬に含まれる他の成分にアレルギー（過敏症）がある場合は、服用されないでください。
アタラックスは眠気やめまいの原因となることがありますので、他の抗ヒスタミン剤、鎮痛剤、睡眠薬やアルコールのような
眠気の原因となる他の薬剤との併用はお止めください。
アタラックスの服用後、目や舌、顎、首に震えや混乱、発作、不穏な筋肉の動きといった深刻な副作用が現れた場合は
アタラックスの使用を中止し、すぐに医師までご相談ください。
妊娠中または授乳中の方は、医師の診断無しにアタラックスをご使用にならないでください。

Q.アタラックスはステロイド/麻薬や麻酔薬/ベンゾ/鎮痛剤/中毒性のある物質ですか？
いいえ、アタラックス抗ヒスタミン薬であり、ステロイド/麻薬や麻酔薬/ベンゾ/鎮痛薬/中毒性のある物質ではありません。
服用前の際は、医師の指示に従ってください。

Q.アタラックスは規制物質ですか？薬局で購入できますか？
いいえ、アタラックスは規制物質ではありません。医師の処方箋でのみ購入可能な薬剤です。

Q.アタラックスはザナックスのような薬剤ですか？
いいえ、アタラックスはザナックスとは異なります。 ザナックスにはアルプラゾラムという薬物が含まれています。
ザナックスとアタラックスは、どちらも不安障害の治療に使用されます。服用の際は、必ず医師の指示に従ってください。

Q.アタラックスは、アレルギー/痛み/不安/風邪の緩和に使用できますか？
アタラックスは、特にアレルギーに起因する不安やかゆみのコントロールに使用されます。
服用の際は、必ず医師の指示に従ってください。

Q.不安や睡眠障害の改善にアタラックスを使用する場合、どれくらいの量を服用する必要がありますか？
医師の指示に従い、規定の用量と期間でアタラックスを服用してください。

Q.アタラックスは、ベナドリル/ナイキル/トラマドール/レクサプロ/アンビエン/パキシル
/ペルコセット/アドビル/シクロベンザプリン/タイレノールと併用できますか？
アタラックスを他の薬剤と併用すると、元々の効果に変化が生じる可能性がございます。
用法用量の変更や代替となる薬剤の選択に関しては、必ず医師にご相談ください。

アタラックス (塩酸ヒドロキシジン)は、中枢神経系に活性を低下させることができ、または体内の自然な化学物質ヒスタミンを減少させる抗ヒスタミン薬として使用されます。ヒスタミンは皮膚上のじんましん、くしゃみの症状や鼻水を生成することができます。塩酸ヒドロキシジンは、蕁麻疹または接触性皮膚炎などのアレルギー性皮膚反応を治療するために使用されます。
またはアタラックス (塩酸ヒドロキシジン)は、不安および緊張を治療するために鎮静剤として使用されます。また、塩酸ヒドロキシジンは、悪心および嘔吐を制御するために使用されてもよいであります。

※医師に指示された服用方法に従って下さい。
※用量は症状等により異なりますので、以下は目安としてお読み下さい。

アタラックス錠は、効果的かつ最も低い用量を、できる限り短い期間服用して下さい。

【推奨用量】
成人および体重40kgを超える子供：　
1日の最大用量は100mgです。

成人の痒みの治療：
初回投与量として25mgを夜に服用して下さい。
医師により、1回25mgを1日に3～4回の服用まで増量されることがあります。

小児および青年：
体重40kg以下の子供に対する1日の最大用量は、体重1kgあたり2mg/日です。

生後6か月～6歳の子供：
1日5～15mgを服用します。
用量は子供の体重に応じて変更されることがあります。

6歳を超える子供：
1日15～25mgを服用します。
医師により、1日50～100mgまで増量されることがあります。
また用量は子供の体重に応じて変更されることがあります。

成人の不安の治療：
1日50～100mgを服用して下さい。

肝障害患者：
医師により、用量が約3分の1減量されます。
重度の肝障害もしくは肝不全がある場合、アタラックス錠の使用は推奨されません。

腎障害患者：
医師により、用量が約半分減量されます。
重度の肝障害もしくは肝不全がある場合、アタラックス錠の使用は推奨されません。

高齢患者：
1日の最大用量は50mgです。

【服用を忘れた場合】
思い出し次第直ぐに服用し、次の予定時間からは通常通り服用を再開して下さい。
思い出した時間が次の服用時間に近い場合は、1回分を飛ばして下さい。
倍量服用してはいけません。

• 妊娠中、またはヒドロキシジンにアレルギーがある場合は、アタラックスを使用しないでください。
• 発作性疾患、肝疾患、または腎臓病がある方は、アタラックスを服用する前に医師に相談してください。
• アタラックスの使用を中止した後に、目や舌、顎、首の震え、錯乱、痙攣、またはけいれんなど重篤な副作用を発生した場合は、速めに医師に相談してください。
• アルコール飲酒は塩酸ヒドロキシジンの副作用を増大させる恐れがあるため、飲酒はお控えください。

• セチリジン、レボセチリジンへアレルギーがある場合にはアタラックス (塩酸ヒドロキシジン)を服用する前に、医師に伝えてください。または他のアレルギーがある場合。この製品は、アレルギー反応または他の問題を引き起こす可能性がある不活性成分を含有する可能性があります。詳細については薬剤師に相談してください。
• アタラックス (塩酸ヒドロキシジン)を使用する前に、特に呼吸の問題（例えば肺気腫、喘息）、高圧における目の問題（緑内障）、心臓の問題、高血圧、腎臓の問題、肝臓障害、痙攣、胃や腸の問題（潰瘍、閉塞など）、甲状腺機能亢進（甲状腺機能亢進症）、排尿問題（前立腺肥大）のような病気や病歴を持っている場合、医師に相談してください。
• アタラックス (塩酸ヒドロキシジン)は、めまいや眠気、視力障害を引き起こす可能性があります。 運転や危険な機械を操作する際は注意してください。身の安全のために、できるだけこれらの行動を避けてください。
• 飲酒はお控え下さい。副作用を引き起こす恐れがあります。
• 高齢者は、こちらの薬物の副作用（特に眠気、錯乱、便秘、排尿困難）の問題により敏感性が高い可能性があります。眠気や混乱は落下の危険性を高めることができるので、必ず注意してください。
• 妊娠中にアタラックス (塩酸ヒドロキシジン)を使用することの利点とリスクを相談してください。
• アタラックス (塩酸ヒドロキシジン)は母乳から乳児に移す恐れがあります。授乳前に、医師に相談してください。

• 処方薬、非処方薬、漢方薬、ハーブ製品を含む使用しているすべての薬物リストについては、必ず医師に伝えてください。アタラックス (塩酸ヒドロキシジン)を使用 している間、任意に薬物の使用を開始する、停止する、または医師の承認なしに使用している他の薬物の投与量を変更しないでください。
• アルコールを含む眠気を引き起こす他の製品を服用している場合は、事前に医師に伝えてください。例えば、ジフェンヒドラミン、他の抗ヒスタミン薬、アルプラゾラム、ジアゼパム、ゾルピデムなど、安眠薬またはは不安薬、筋弛緩薬、および麻薬鎮痛剤（例えば、コデイン）などであります。
• 皮膚に適用される他の抗ヒスタミン薬と一緒に使用しないでください（例えばジフェンヒドラミンクリーム、軟膏、スプレーなど）副作用の増加が発生する可能性があります。
• 塩酸ヒドロキシジンは、セチリジンおよびレボセチリジンの有効性に非常に類似しているため、アタラックス (塩酸ヒドロキシジン)を使用しながら、これらの薬剤を使用しないでください。

高齢者への投与は止めてください。

妊婦、産婦、または授乳婦への投与は止めてください。

小児への投与は止めてください。