アキュラー LS 点眼薬 (ケトロラクトロメタミン)

アキュラー LS 点眼薬 (ケトロラクトロメタミン)は、眼の痛みおよびアレルギー性結膜炎の治療に使用されます。 また、眼科手術後の炎症および関連症状を予防および治療するためにも使用されます。

アキュラー LS 点眼薬 (ケトロラクトロメタミン)は、非ステロイド性抗炎症薬（NSAID）です。 アレルギー症状および炎症（腫脹および発赤）を引き起こすプロスタグランジンの放出を阻止することによって作用します。

この目薬は季節性アレルギーによって引き起こされる一時的な目のかゆみを和らげるために使用されています。 他にも眼科手術、白内障手術後に起こる腫れた目の治療、予防をする目的でも使用されます。 点眼薬ケトロラックは非ステロイド性抗炎症薬（NSAIDs）であり、痛みを引き起こす体内の物質を阻害することにより痛みを和らげる効果があります。
アレルギー性結膜炎は、眼球にアレルギー物質（例：花粉、ダニなど）が付着して結膜に充血や痒み、目やに、涙目などの炎症を起こす眼の病気です。結膜は、まぶたの内側と眼の表面を覆う粘膜の分を指します。

アレルギーを引き起こす原因となるアレルゲンはいくつかあり、その一例が花粉（スギ、ヒノキ、ブタクサなど）、家の中のダニ・カビ・ホコリなどのハウスダスト、コンタクトレンズに付着した汚れがあります。
アレルギーがなぜ痒みなどの炎症を引き起こすのかというと、それは私たち自身の体を守る役目を果たしている免疫細胞の働きとかかわっています。アレルゲン（アレルギーの原因となる物質）が体の中に入るとヒスタミンをその細胞内に格納している肥満細胞からヒスタミンが大量放出されます。ヒスタミンには血圧降下、血管透過性亢進、平滑筋収縮、血管拡張、腺分泌促進などの働きがあるため、大量放出されたヒスタミンがアレルギー反応や炎症を発現させるのです。（血管が拡張し、赤みや痒み腫れを生じます。）

ヒスタミンは平常時では免疫系でうまく化学伝達物質として作用し、体を守っている役目を持っています。神経組織においては、外部からの刺激や体内部からの刺激などによっても放出が促進され、オキシトシン分泌、記憶学習能の修飾、覚醒状態の維持、食行動の抑制、などの生理機能を促進するという神経伝達物質としての働きもこなしているのです。
ですから、ヒスタミンは全て悪役というものでもありません。ただ、過剰な分泌によってアレルギー症状・アレルギー疾患を引き起こすのです。症状が出るからだの部分によって疾患の名称が異なります。このアレルギー症状が結膜に起きるのがアレルギー性結膜炎です。

※医師に指示された用法および用法に従って下さい。
※用量は症状等により異なりますので、以下は目安としてお読み下さい。

アキュラーLS点眼薬は、角膜屈折矯正手術後最大4日間、目の熱傷感や刺痛緩和のために必要に応じて、手術を受けた目に1日4回使用して下さい。

ドライアイ症候群、角膜障害、緑内障、眼へのヘルペス感染症、喘息、糖尿病、出血の問題、または関節リウマチを持っている場合