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JapanRx / うつ病と冠状動脈性心臓病のリスクの関係

うつ病と冠状動脈性心臓病のリスクの関係

うつ病は冠状動脈性心臓病の発症リスクと関連が最近 European Journal of Preventive Cardiologyにて発表された研究で示されました。 英国のロンドン大学疫学·公衆衛生学を扱うエリックブルナー博士を含む研究チームがおこなった調査結果によると抑うつ症状は冠動脈性心疾患(CHD)の潜在的リスクと考えられると発表しました。 うつ病と心血管疾患の関連について調べた研究結果は一貫性がなく いくつかの研究では2つの病気には関連が見られると示し、 一方では決定的な関連は見られないとするものもあります。 研究チームは2つの病気の関連についての研究結果偏りがあるかもしれないと指摘し、 血管疾患は抑うつ症状に引き起こされるのではなく、影響されると考えられるとしました。 さらに調査されたうつ病の正確性にも疑問があり、うつ病と血管系病気の因果関係については研究から省くことにしました。 うつ病の重篤度合い、発症の可能性は血管系病気と関係があるかの実験を行いました。以前の研究で参加してもらった英国の公務員10308人のデータを集め分析しました。参加者はすべて臨床検査をおこなっており、30ほどの一般的な質問に答えてもらいました。20年の追跡調査を行い、参加者は2-3年に一度健康検査を行い脳塞や冠状動脈性心臓病(CHD)の発症があれば記録をしました。 参加者はうつ病がどのような症状であるか6つの種類に大別しました。 この分析から抑うつの症状がある参加者は最初の1-2回の検査では冠状動脈性心臓病(CHD)リスクが増加しているようには見られませんでした。 しかしうつ病を発症している人たちは3-4回目の検査でリスク増加が見られました。 抑うつ症状と脳卒中の関連は追跡調査のごく短い期間からのみ分かり、そのため2つの病気の関連は因果関係があることを意味しています。 言い換えれば、うつ症状が急性の脳卒中の徴候かもしれませんが因果的に関連はしていないだろうとブルナー博士は述べています。 さらに脳梗塞との用量反応関係の証明はできず、 脳卒中の時、うつ病が血管疾患を引き起こすのではないことがわかりました。

以下のサイトより引用
http://www.medicalnewstoday.com/articles/272149.php