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ジェネリック薬使用者の方がより指示通りに服用

ジェネリック薬使用者の方がより指示通りに服用

Ophthalmology誌のオンライン版に発表された研究によると、緑内障の患者は、ブランド薬品からジェネリック薬品に切り替えると、ブランド製品の使用に拘る患者よりも指示通りに薬を摂取する可能性が高いことがわかりました。

ミシガン大学ケロッグアイセンターと薬科大学の研究者は、最初に一般的なプロスタグランジン類縁体(PGA)緑内障薬が、2011年3月に利用できるようになる18ヶ月前と後での服役遵守率を調査しました。

「処方された緑内障の薬の服用がダメになることで、視力の低下、さらには失明につながることすらありますが、多くの患者は、処方通りの服用を遵守するかどうかで格闘します。」と、ミシガン大学ケロッグアイセンターで緑内障の専門家として保健サービスを行っているジョシュアD.スタイン医学博士は述べています。
研究では、ブランド薬に投じる高い費用が足枷になっていることを示しています。

「私の患者のなかには、これらの薬剤の異なるクラスを、3つないし4つ摂取し、薬へ投じる費用だけで、毎月100ドルにもなってしまいます。」と、スタイン博士は述べています。

報告書は、40歳以上で、PGAという緑内障の最も一般的な処方薬を服用している、開放隅角緑内障の患者8427人についての調査で、全国の医療クレームデーターベースに基づき、作成されました。
研究対象となった患者は全て健康保険に加入していました。

スタイン博士らは、ブランド名の薬を使用中のままの患者は、新たにジェネリック薬の、ラタノプロストに切り替えた患者に比べて、薬の遵守率が39%以上も低下したことが分かりました。
研究者は、遵守率に関連した要因をいくつか挙げ、ジェネリック医薬品の使用については、それが利用可能になった後、多くの人がコストパフォーマンスの良いジェネリックへの使用変更を行なったとしています。

ミシガン大学の研究者たちは、黒人は、より重篤な疾患を有する傾向があり、多くの場合、より複雑な投薬計画を必要とするため、黒人患者は白人患者に比べて、薬の遵守率が低いことに懸念を表しました。
しかし、ブランド製品を遵守使用したままの黒人に比べて、ジェネリック製品へ切り替えた一部の黒人には実質的な改善が見られました。

スタイン博士は、患者の612人または全体の7.3%というグループのかなりの数の患者が、ジェネリック製品へ完全に移行した時点で、治療を中止しました。
こうなった理由は明らかではありませんでしたが、病気と将来的に高価な外科的または医学的治療が薬の使用意欲を低下させた可能性があり、研究者は臨床医が個人的に薬の服用をやめてしまった患者に対して、強く注意するように呼びかけています。
「臨床医は、患者が服薬遵守に苦労している様子を見受けた場合、ブランド薬品からジェネリック薬品に切り替えることも良い考えかもしれません。」とスタイン博士はアドバイスしています。

彼はまた、一般的な代替手段が利用可能であり、そのような状況のために適切であるかどう医師に確認の上、患者へ奨励しています。

(出典)http://medicalxpress.com/news/2015-02-drugs-eye-patients-medicine.html