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WHOによると、コロナウイルスは変異していないにも関わらず、より危険な存在になりつつある

世界保健機関(WHO)の新しいアップデートによると、現在パンデミックを起こしているコロナウイルスは、変異により危険度を増すことはないといいます。
しかしながら、それによって脅威が減ることはありません。


<コロナウイルスは変異していますか? WHOの答えはNO>

以前のニュースリリースによると、一部の研究者は、パンデミックを引き起こしたウイルス「SARS-CoV-2」は、時間の経過とともに変異し、より危険な存在になると述べているとの報告されていました。
しかし、WHOが発表した新たなアップデートでは、コロナウイルスは変異していないと断言されています。

WHOの感染症疫学者マリア・ヴァン・ケルコヴェ博士によれば、世界中の科学者らがコロナウイルスを研究してきたにもかかわらず、人々に大きな脅威をもたらすような変異を発見した者は一人もいないといいます。
彼女は最近のブリーフィングで、これは一般的にウイルスに起こる通常の変化に過ぎないと述べました。

「このウイルスには、時間の経過と共に通常の変化が生じると予想されます。これまでのところ、こうした変化はいずれも、ウイルス自体の感染力や、より重篤な疾患を引き起こす能力において変化していることは示されていません。」

しかし、コロナウイルスは変異していないとはいえ、ブラジルやメキシコなどの一部の貧しい国々でも症例や死亡者が出ており、世界に壊滅的な打撃を与える問題であることには、依然として変わりありません。
このため、ヴァン・ケルコヴェ氏は、パンデミックの終わりにはまだ程遠いと警告しました。
つまり、公共衛生や予防策を緩和することによって第2波が発生した際に脅威をもたらす恐れがあり、またこの可能性は非常に高いということです。

「人々の疲労が蓄積しています。こうした対策を全て維持することは、非常に困難です。政府が国民を全面的にサポートし、人々がロックダウン対策を順守するためには、私達は強くありつづけ、警戒を怠ってはいけません。ゆっくりと長い目で見ていく必要があります。場合によっては、こうした対策、公衆衛生と社会措置を再び実施することとなり、人々の苛立ちを生む可能性がありますが、これは仕方のないことです。そしてある意味、人々が独りよがりになることで、ウイルスの危険度が増す恐れがあります。」と、彼女は付け加えました。

出典 2020年6月5日更新 Medical Daily『Coronavirus Becoming More Dangerous Despite Not Mutating, WHO Says』(2020年6月5日に利用)
https://www.medicaldaily.com/coronavirus-becoming-more-dangerous-despite-not-mutating-who-says-covid...