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JapanRx / ED治療薬シアリスと皮膚がんの関連についての訴訟

ED治療薬シアリスと皮膚がんの関連についての訴訟

インディアナポリスビジネスジャーナルのレポートによると、勃起不全のためのシアリス(タダラフィル)錠で治療を行った7人の男性が、薬物に関連するとする皮膚癌を発症したと主張し、インディアナポリスのイーライリリー社を訴えた。

1年から9年までの期間でシアリスを服用した原告は、指、胸、背中、と頭に種々の皮膚癌の治療を受けていると述べている。
オハイオ州、イリノイ州、テキサス州、および他の州からの原告はインディアナポリスの連邦地方裁判所において別々にしかし同内容の訴えを起こした。
その言い分として、リリーが進行性のメラノーマの重大な危険性があることを知っていたまたは知り得たということを主張している。

タダラフィルはホスホジエステラーゼ5型(PDE5)阻害剤だ。  
原告は医学雑誌の研究を引用し、タダラフィルのメカニズムがメラノーマへと関わっているという主張を行っている。
セルレポートに掲載された研究の一つは、PDE5阻害剤は腫瘍の成長に関連があるとしているが、もっとも、その研究は特にタダラフィルの効果を示したものではない。

JAMA内科に発表された別の研究では、勃起不全治療薬バイアグラ(ファイザー)で使用されるPDE5阻害剤シルデナフィルクエン酸は進行性のメラノーマの危険性を84%ほど増加させるということが報告されている。    
製薬業界はPDE5の阻害がメラノーマのリスク増加と関連していることを長い間知っていると アラバマ州バーミンガム、コーリー・ワトソンの弁護士 (傷害被害者専門の)クリスチャン・ラスムッセン氏は述べている。
また、こういった事実はゆっくりと公に明らかになってきているのが現状だとしている。
 原告団は、過失、詐欺的な不実表示、欠陥のあるデザイン、そして適切にタダラフィルをテストし、患者への警告を怠ったことを主張しており、不特定の損害賠償を求めている。
リリー社は、薬剤の再検査研究を行っており、タダラフィルがメラノーマを引き起こしたという証拠はないと主張している。

(記事元)
http://www.managedcaremag.com/news/lawsuit-claims-sexual-dysfunction-drug-cialis-tied-skin-cancer