Line japanrx.vu Line japanrx.vu
電話: (050) 5534-5772
平日09:30~18:30(日本時間)

COVIDは子供で重度は稀だが脳の問題が発生する可能性

2021720日(ヘルスディニュース)- COVID-19で入院した子供たちの約20人に1人が衰弱性の脳または神経の合併症を発症し、それに長い間悩まされる可能性があると、新しい英国の研究が報告しています。

重度の感染症の子供は、脳の炎症、発作、脳卒中、行動の変化、幻覚、精神疾患に苦しむ可能性があります。

そういった子供たちの約3分の1は、短期的には解決できない症状を示しましたが、彼らの脳の問題がいつまで続くかは不明です。

「そのように特定された子供たちの多くは非常に症状が悪くなりました。」

と上級著者のレイチェル・ニーン博士はリバプール大学のニュースリリースで述べました。

「彼らの死亡リスクは低かったものの、半分は集中治療によるサポートが必要であり、3分の1は神経障害が確認されました。多くはときに自分の免疫系を制御することを目的とした複雑な投薬や治療を受けるくともあります。」

英国のリバプールにある小児病院のAlder Hey Children's NHS Foundation Trustの小児神経科医であるニーン博士は、長期的な影響を理解するためにこれらの子供たちの追跡調査を行うことが重要になると述べました。

米国疾病予防管理センター(CDC)は、学齢期の子供では約1%がCOVID19により入院を必要とすると推定しています。

そのうち集中治療室での治療が必要になるほど病気になるのはわずか0.1%です。

しかし、COVID-19にかかった子供たちは、大人と同じような深刻な健康問題に直面すると、シカゴ小児病院の感染症の専門家であるラヴィ・ジャベリ博士は述べています。

「凝固合併症、心臓への影響、そして、表題の脳と神経での欠陥、そして「長距離輸送者(long haulers) 」と呼ばれる潜在的に長期に及ぶ症状など、子供たちは全範囲においてCOVID-19感染による最悪の結果に苦しんでいます。」

とジャベリ博士は述べています。

この研究のために、英国の研究者は、全国的なリアルタイムで行われる通知システムを使用して、COVID-19に関連する小児の神経学的症状に関するデータを収集しました。

20204月から20211月までにCOVID-19で入院した18歳未満の1,334人の子供のうち、神経合併症を発症した52人を特定しました。

研究者らはさらに、最初のCOVID-19感染中に脳の問題を発症した子供たちと、子供たちの多系統炎症性症候群(MIS-C)を起こした結果として症状が現れた子供たちで症例を分けました。

MIS-Cは重度の炎症症候群であり、通常、子供のCOVID-19感染から回復した後、数週間後に発生します。

COVID-19に感染している間に、神経疾患を発症した子供たちは、長期の発作、脳の炎症、ギランバレー症候群、精神疾患の症状などに苦しんでいました。

後にMIS-Cを発症した人は、それとは異なる一連の症状を示し、集中治療を必要とする可能性が高かったと研究著者は述べています。

そういった症状には、脳症(脳の機能不全)、脳卒中、行動変容、幻覚などがありました。

子供たちの約3分の2は明らかに短期で改善しましたが、残りの子供たちは障害がある程度、長引いていたことを調査結果は示しました。

COVID-19に対する体の免疫応答は、最初の感染時、またはコロナウイルスに対する体の免疫過剰反応によって、後で引き起こされるMIS-Cでのサイトカインストームのために、子供の脳の健康に深刻な影響を与える可能性があるようだと、ニューヨークのニューハイドパークにある小児病院、コーエンチルドレンズメディカルセンター(Cohen Children's Medical Center)の小児神経学部長であるサンジーブ・コターレ博士は述べました。

コターレ博士は、彼の医療センターがCOVID-19感染後のMIS-C患者約50人を治療しており、そのうち23人が発作を起こしたと述べています。

「興味深いことに、ウイルスが髄液で検出されることはめったにありませんでした。」

と彼は述べました。

「そのため、それは脳へのウイルスの侵入によるものではありません。血液脳関門を通過し、これらすべての症状を引き起こすのは、体内のウイルスによって引き起こされるサイトカインストームです。」

コータレ博士によると、彼の患者の一部では、症状が少なくとも6ヶ月間続いています。

コータレ博士とジャベリ博士によると、これらの症状のある子供には、COVID-19感染を直接標的にするか、神経学的症状に対処するための治療法があります。

しかし、こういった症例は非常にまれであるため、何が最も効果的かを把握するのは困難です。

「症例数が非常に少ないため、管理された研究を行うことが非常に困難であり、結果おそらく治療方法の違いを説明する小さな報告と症例履歴が残されているだけです。」

とジャベリ博士は述べました。

COVID-19ワクチンはまだ12歳未満の子供には承認されていませんが、これらの結果は、他のすべての人がワクチン接種を行い、脆弱な子供たちを保護する必要性があることを浮き彫りにしていると彼は述べました。

「どの子供が重度の症状で病気になるかを予測することはできません。そのため、可能性のある子供に予防接種を広めることで、最悪の結果を防ぐことができます。」

とジャベリ博士は述べています。

そして、それは、ポリオ、はしか、水痘など、歴史の中で扱われた他のワクチンで予防可能な病気と同様であるとジャベリ博士は言います。

「対策は本質的に同じです。」

と彼は言います。

「少数の子供が最悪の結果に苦しむかもしれないとしても、予防接種による人口全体に対する戦略により彼らの感染予防の役に立つのです。」



この研究結果は最近、The Lancet ChildAdolescent Halthのオンライン版で公開されました。





【以下のリンクより引用】

Severe COVID in Kids: Rare, but Brain Issues Can Result

Healthday

当社関連商品、カテゴリー:新型コロナウイルス