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10代の子供の副鼻腔感染症が脳に移動し、死にかける

イギリス人のとある10代の若者が、良くある副鼻腔感染症が脳に移動したことで死にかけたと、彼の家族は語ります。

9月、当時14歳であったサム・レビットは副鼻腔感染症に罹り、「耐え難い」頭痛を経験しました。
彼は抗生物質を処方されたものの改善が見られず、母親のリスは彼をシェフィールド小児病院へ連れていきました。
そこでサムは様々な抗生物質を投与された後、帰国したと伝えられています。

しかし2日後、この10代の若者の症状は悪化しました。
彼は発作に苦しみ、小児病院へ直ちに連れ戻されましたが、その際まず疑われたのは骨髄炎であったと、サウスウエストニュースサービス(SWNS)は報じています。

しかし、MRI検査を行ったことで、サムの副鼻腔感染が脳に広がったことが明らかになりました。
彼の脳は腫れていたため、頭蓋骨切除により圧力を和らげる必要がありました。

「彼が手術室から出てくるのを待っていた時は、大きな恐怖を感じました。これは、人生で最悪の時間でした。」と、リスは当時を思い出して言います。
サムは手術後2日間、医療行為によって生じた昏睡状態にあったと、彼女は付け加えています。

「幸運なことに、頭蓋骨は手術中に元に戻りましたが、かなりの傷跡が残りました。」と彼女は続けています。
「手術を終えたとき、彼がその後どうなるのかは全く分かりませんでした。」

運よく、サムが目を覚ました時の様子は以前と変わりありませんでした。
彼は計12日間入院しましたが、残りの入院期間中は「大量の抗生物質を投与された」後、最終的には自宅に帰る事が許されました。

かつて活動的だったこの若者は、臨死体験を終えた後、未だに「疲れやすい」ものの、それ以外は「かなり正常に戻っている」と、リスは話します。

「私たちが経験したことは、全て非現実的です。警告サインなどは、全くありませんでした。」と、彼女は付け加えています。

出典 2020年2月19日更新 Fox News『Teen nearly dies after sinus infection travels to his brain』(2020年2月24日に利用)
https://www.foxnews.com/health/teen-nearly-dies-sinus-infection-travels-brain