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残業時間が多いことで血圧の急上昇を招く可能性

2019年12月19日(HealthDay News)- 長時間労働は血圧に良くないとカナダの新しい研究は示唆しています。

 

5年間の調査では、ケベック州の3つの公的機関の3,500人のホワイトカラー労働者の労働時間と血圧の測定値を追跡しました。

週に35時間未満しか働いていない人と比較して、毎週49時間以上働いている人は、「仮面高血圧」と呼ばれるもののリスクが70%高くなりました。

「仮面高血圧」では、定期的な診療中に見逃される可能性がありますが、自宅では高血圧であると測定されるといった現象です。

また、残業を多く行うことは、「持続性拡張期高血圧」のリスクが66%高くなることに関連しています。
この研究は原因と結果を証明することはできませんでしたが、週に数時間の余分な労働時間でさえ、心臓の健康にとって重要であると思われました。

たとえば、週に41時間〜48時間働いた人は、仮面高血圧のリスクが54%高く持続性拡張期高血圧のリスクが42%高かったと研究者らは、ジャーナル『Hypertension』の12月19日号の中で報告しています。

筆頭著者であるザビエル・トルデル氏は、残業時間と高血圧の正確な関係は明確ではないと述べました。

「研究における長時間労働と高血圧の関連性は、男性と女性でほぼ同じでした。」

とトルデル氏は指摘しました。

彼はカナダ・ケベック市にあるラバル大学の社会医学および予防医学の助教授です。

トルデル氏の計算では、年齢、仕事の種類、喫煙か肥満かなどの要因が考慮されました。

トルデル氏はまた、ニュースリリースで、この研究が「仕事による緊張」について説明していたと述べました。

仕事での負担は「仕事への高い要求と意思決定権限が低いことの組み合わせ」であると定義されています。

「将来の研究では、労働者の子供の数、家事、育児の役割などの家族の責任が、高血圧を引き起こすことが職場環境と相互作用するかどうかを調べることができるでしょう。」

とトルデル氏は述べました。

 

全体として、すでに高血圧の薬を服用している人を含め、労働者の19%に継続した高血圧がありました。

そして、労働者の13%以上が仮面高血圧であり、高血圧の治療は受けていませんでした。

研究者たちは、この新しい研究にはホワイトカラー労働者しか含まれていなかったため、

「調査結果が交替勤務を行っている人やより身体的な負担の高い職業の人を反映していない可能性がある。」と強調しました。

トルデル氏は、結論として次のように記しています。

「長時間労働が心臓の健康に影響する可能性があることを認識すべきであり、長時間労働をしている場合は、携帯モニターを使用して血圧を経時的にチェックすることを医師と話し合うべきです。」

心臓の健康の2人の専門家がそのアドバイスに同意しました。

「新しい発見は、“過労とライフスタイルのストレスが健康に与える影響” に関する知識の基本事項に追加されます。」

とベンジャミン・ハーシュ博士は述べました。

彼は、ニューヨーク州マンハセットにあるノースウェルヘルスサンドラアトラスバスハート病院予防循環器科の代表です。

特に、「仮面高血圧」はサイレントキラーになる可能性があり、それは自宅で着用可能な血圧測定カフスを身に着けることで簡単に診断できます。

 

サットジット・ブスリ博士は、ニューヨーク市のレノックスヒル病院の心臓専門医です。

彼は、この新しい研究は、仮面高血圧が“治療されておらず認識されない場合、患者が心臓発作や脳卒中のリスクが高くなる”ということを示していると述べました。

「そのため、患者から正確な社会的な職業履歴を取得することが重要です。」

と彼は述べました。

研究の著者によると、18歳以上のアメリカ人のほぼ半数が高血圧であり、これは年間82,000人以上の主な死亡要因となっています。

米国の成人の約15%〜30%が「仮面高血圧」であると言われています。

 

【以下のリンクより引用】

Lots of Overtime Could Send Your Blood Pressure Soaring

HealthDay