社交的でいることが脳の老化防止に

2019年7月15日(HealthDay News) - 読書会やクルーズに参加したり、友達の家へ遊びに行く‐ 新しい研究では、社会活動は年をとるにつれての
精神的な衰えを防ぐのに役立つという考えを支持しています。

研究によると、高度のアルツハイマー病に関連したタンパク質が脳内にある高齢者は、定期的に外に出て社交的になることで、
精神的な衰退を遅らせることができます。
そのため、認知症の危険性がある高齢者では「社会的な関与が回復力の重要な指標となる可能性がある」
と上級研究者のナンシー・ドノバン博士は述べました。

彼女は、ボストンにあるブリガムアンドウィメンズ病院の老人精神科の主任を務めています。
この研究において、研究者らは63歳〜89歳の217人の男性と女性のデータを追跡しました。

これらの高齢者は全員、アルツハイマー病の早期徴候を特定することを目的とした『ハーバード加齢脳研究』に参加していました。
参加者は精神的な衰えが見られるかどうかといった証拠なしに研究を始めました。
しかし、何人かには脳スキャンで検出され得るアルツハイマー病の顕著な特徴である高レベルのアミロイドベータタンパク質が確認されました。

研究者らは、研究開始時と3年後に、友人や家族と過ごす時間、ボランティア活動をするなど高齢者の社会的関与の度合いと
その精神的(認知的)機能を評価しました。

高レベルのアミロイドベータを持つ高齢者の間では、開始時に社会的関与が低かった高齢者の方が、社会的に活動的であった高齢者よりも
3年後の精神的な衰退が大きかったことが調査結果では示されました。

アメリカ老人精神医学誌に最近発表された研究によると、この関連は、アミロイドベータが低レベルの人々の間では確認されませんでした。
「社会的関与と認知機能は互いに関連しており、共に低下しているようです。」
とドノバン博士は病院のニュースリリースで述べました。

彼女のチームは、より長い研究が、アルツハイマー病の進行と同様、時間の経過とともに発生する精神的な衰退ということに対して
より多くの洞察を加えるかもしれないとしています。

「私たちは、高齢者におけるこの問題の広がりを理解し、リスクの高い人の健康と幸福を守るためにどう介入したら良いのか理解したいと思います。」
と、ドノバン博士は説明しています。

この研究は、デジタル通信によるすべての微妙な影響や人間関係のすべての影響を評価しなかった社会的関与の標準的な尺度に依存していたと
研究者らは指摘しました。
さらに包括的な評価というのがアルツハイマー病の将来の臨床試験において価値があるかもしれないと著者は付け加えました。

【以下のウェブサイトより引用】