メトホルミンは線維筋痛症の人々の痛みを軽減できる可能性

2型糖尿病薬メトホルミンは、線維筋痛症の痛みを軽減するために使用することができる、と研究者らは述べています。  

線維筋痛症は、全身の痛みを引き起こす慢性的な症状であり、痛みと身体障害を引き起こす最も一般的な症状の1つです。

アメリカ・テキサス州ガルベストンにあるテキサス大学医学部のチームは、その疾患のある人々を治療する方法を調査してきました。
そして、インスリン抵抗性を標的とするメトホルミンが劇的に痛みを軽減するのに役に立ったことを発見しました。

メトホルミンは、2型糖尿病の人々の血糖値の降下のために処方されており、
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)や一部の癌を含む他の症状にも効果があるといった利点や、その可能性を示しています。

研究者たちは、彼らの発見が慢性疼痛が将来どのように治療されるかの先駆的な変化につながる可能性があると信じています。
糖尿病の診断に使用される一般的な血液検査であるHbA1c検査を使用して、研究者らはまた、この検査を使用して
線維筋痛症を特定することができたことを発見しました。

以前の研究は、インスリン抵抗性と脳機能不全との間の関連性を見出しましたが、線維筋痛症との潜在的な関連性は広く研究されてはいません。

神経学教授であるミゲル・パッポラ博士は、次のように述べました。
「私たちは、線維筋痛症患者の全員ではないにしてもその大部分が、過去2〜3ヶ月間の平均血糖値を反映するHbA1c値によって、
識別できることを示しました。」

広範な研究にもかかわらず、線維筋痛症の原因は不明であるため、疼痛軽減薬以外にこの症状に対する特定の診断法や治療薬はありません。

「線維筋痛症に関する広範な研究を考慮して、我々は以前の研究がこの単純な関係を見落としていたことに困惑しました。
この見落としの主な理由は、約半数の線維筋痛症患者が、現在正常範囲内であると考えられるHbA1c値を有していることです。」
「しかし、最適なHbA1c値は一生を通じて変化するため、これは人の年齢に対して標準化されたこの値を分析する最初の研究です。
患者の年齢を調整することは、患者と対照被験者の違いを強調するのに重要でした。」  

この調査結果は『PLOS One』誌のオンライン版で発表されています。  

【以下のウェブサイトより引用】