フルクトースはアルコールと同じくらい身体に悪い?

米国のジョスリン糖尿病センターよる新しい研究によると、フルクトース(果糖)を多く含む食事を摂ったマウスは、同等カロリーのグルコース​​(ブドウ糖、食卓用砂糖に含まれるその他の成分)を与えられたマウスよりも代謝がはるかに悪くなるといいます。

科学者らは、これらの結果説明に役立つ生物学的プロセスを正確に突き止めました。
この研究は、臨床試験ジャーナル(Journal of Clinical Investigation)にて発表されています。

研究者らは、肥満や2型糖尿病、脂肪肝、その他代謝性疾患を研究するためにマウスを用いた実験を行いました。
マウスは通常食または高脂肪食のいずれかに加え、普通の水かフルクトースまたはグルコースで甘味をつけた水のいずれかが与えられました。

10週間にわたる研究で、通常食を取ったマウスの内2種類の甘味入りの水を飲んだマウスは総じて体重が増加したものの、いずれもインスリン抵抗性(代謝性疾患における重要な要素)を発症しませんでした。

しかしながら、高脂肪食を摂ったマウスにおいては、フルクトース入りの水とグルコース入りの水を飲んだマウス間に有意差が生じました。

高脂肪食を摂取ったマウスは、グルコースを摂取したマウスと比較して、はるかに肥満になり、インスリン抵抗性が高くなりました。
フルクトース群とグルコース群のマウスはどちらも肝臓脂肪が増えたものの、脂肪の組成はかなり異なりました。

研究者らはまた、フルクトース代謝の第一段階に必要なKHK(ケトヘキソキナーゼ)と呼ばれる酵素の生産が、フルクトースを飲んだマウスの肝臓で増加したのを発見しました。
科学者らが脂肪性肝疾患のある肥満の10代の若者の肝臓サンプルを調べた際も、グルコースよりもフルクトースにおいて特に重要となるこの酵素が多く見られました。

この研究の筆頭著者であるSamir Softicは、次のように述べています。
「フルクトースは、より悪い代謝結果と関連していました。子どもは大人よりもより多くの砂糖を摂るため、フルクトースは子供にとってさらなる危険要素となり、子どもたちの長年の健康状態の悪化につながる可能性があります。」

出典:2017年10月9日更新『Is fructose as bad for you as alcohol?』Health Spectator UK(2019年4月23日に利用)
https://health.spectator.co.uk/is-fructose-as-bad-for-you-as-alcohol/