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JapanRx / 韓国の研究で、電子タバコには肺疾患に関連する成分が含まれることが明らかに

韓国の研究で、電子タバコには肺疾患に関連する成分が含まれることが明らかに

韓国の保健当局は木曜日、ジュルラボとKT&Gが製造した一部の液体電子タバコ製品から、肺疾患に関連する可能性のあるビタミンEアセテートが検出されたと述べました。
しかし両社は、この材料の使用を否定しています。

この結果は、米国で電子タバコと重度の肺損傷の関連が示された後、韓国食品医薬品安全庁が153種類の液体電子タバコに含まれる7つの主要成分を分析したことで得られました。

「電子タバコに含まれるビタミンEアセテートや香料などの有害物質が見つかりました。私たちは今一度、液体電子タバコの使用を止めることを推奨します。」と、大臣は声明の中で述べました。

韓国の健康監視機関は、13種類のベイプ(VAPE)から少量のビタミンEアセテートが検出されたと述べています。

これには、米国の電子タバコメーカーであるジュール社(Juul Labs)の味付き「クリスプ(crisp)」および韓国メーカーであるKT&G社の、自社のベイプ装置で使用する味付き「SiiD tabac」が含まれます。

しかし、同健康監視機関は、マリファナ成分のTHCは見つからなかったと付け加えています。

ジュール韓国支社は、自社の製品にはビタミンEアセテートが含まれないことを繰り返し述べました。
結果を詳細に分析しており、関係省庁と「積極的にコミュニケーションをとる」つもりであると付け加えました。

KT&G社は、該当物質を成分として使用したことは無く、自社で行った検査では何も検出されなかったと述べました。

先月米国の健康当局は、ベイプ関連損傷があった29人の患者全ての肺サンプルにビタミンEアセテートが見つかったと述べています。

連邦防疫センター(CDD)は、ビタミンDアセテートを「懸念のある化学物質」と呼び、調査段階にある間は電子タバコやベイプ製品に含まないよう推奨しています。

10月、健康への懸念の高まりや、特に当月30歳の電子タバコ使用者が肺炎を発症したことが報告されたことを受け、韓国の健康当局は、人々にベイプ製品の使用を中止するよう勧告しました。

この報道を受け、コンビニエンスストアチェーンや免税店は、ジュール社製およびKT&G社製の味付き液体電子タバコの販売を停止しました。

ユーロモニターによると、韓国の加熱式タバコ市場は、日本に次いで世界で2番目に大きく、市場規模は17億ドル相当であるといいます。
しかし、液体電子タバコの人気は劣ります。

出典:2019年12月14日更新 Medscape『S. Korea Finds Some Liquid E-Cigarette Products Have Ingredient Linked to Lung』(2019年12月17日に利用)
https://www.medscape.com/viewarticle/922534