若い世代で大腸がん率増加

50歳以上の人で大腸がん症例数が落ちてきていることが分かっていますが 20歳から49歳の人の間では症例数が上昇したことが報告されました。 発症率は今後15年間でさらに増加するとみられています。 高齢者の大腸がん発症率低下は大腸内視鏡検査によるスクリーニングが増えたからだと見られています。1998年から2006年まで大腸がん発症率は男性では3%、女性では2.4%低下したと見られています。 一方で発症率の増えたグループである 50歳未満の患者ではスクリーニング検査は推奨されていませんでした。 それだけでなくこのグループの患者は進行した大腸がんを発症しており、 治療がより難しくなっていました。 大腸がんは米国では3番目に多い種類のがんであり2013年には142820の症例が報告され、約50830の死亡件数が考えられています。 ヒューストン、テキサス州のテキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者は SEERのデータから年齢格差を分析しました。研究チームは1975年から2010年の間に結腸または直腸がんと診断された患者のデータを調査しました。 その間に男性では1.03%、女性では0.91%の大腸がん発症率が下がっていました。発症率低下は75歳以上の患者にもっとも顕著にみられ、1.15%低下していました。20歳から34歳までの患者の大腸がん及び直腸がん発症率が以下のように推定されました。

2020年
大腸癌 - 37.8％
直腸S状および直腸癌 - 49.7％

2030年
大腸癌 - 90％
直腸S状および直腸癌 - 124.2パーセント

若年成人の大腸がんの増加について原因や外部的要因を調査する必要があるとJAMA外科手術の著者は述べました。 スクリーニング検査以外でもいくつかのリスク要因が特定されました。運動不足、肥満、不健康な食生活などがリスク要因として挙げられます。

以下のサイトより引用
http://www.medicalnewstoday.com/articles/284959.php