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研究により、コロナウイルスが室内を移動する方法が明らかになる

コロナウイルスの室内移動メカニズムの解明

新しい研究により、コロナウイルスが咳やくしゃみ、発話によって発せられた飛沫に乗り、どのように部屋の中を移動するのかが明らかになりました。ミネソタ大学の科学者は、彼らの研究が、学校や企業が再開した際にCOVID-19感染率を減らすための対策を講じる上で役立てられることを願っています。研究では、これらのエアロゾルが部屋やエレベーター、スーパーマーケットなどの屋内空間を移動する方法を示すモデルを作成しました。

ウイルスの室内伝播のリスクを定量化

研究者らは、様々な換気方法、および室内の人同士の距離間隔の差によるウイルスの動きを比較しました。共著者であり、機械工学の准教授のJiarong Hong氏は、次のように語っています。「閉鎖空間に留まることのリスクが話題になることが多いですが、定量的な数値は誰にもわかりません。」研究の主要なポイントは、非常に正確な測定方法と、計算流体力学のシミュレーションを組み合わせて、非常に定量的な推定リスクを提示したことだと思います。と、同氏は大学のニュースリリースで述べています。

室内のウイルス拡散を制御する方法の探求

研究者らは、十分な換気を行うことで一部のウイルスを除去することができるものの、物の表面にはウイルスが留まる可能性があることを発見しました。特に学校の教室内という設定でのシミュレーションでは、無症候性の教師が50分間話し続けた場合、エアロゾルの10%しか除去できなかったことがわかりました。粒子の大部分は、壁の表面にとどまりました。これに関連して、研究者は換気と家具の配置を適切に組み合わせることで、ウイルスの蔓延を減らし、ホットスポットの出現を避けることができれば良いと考えています。


出典 2020年7月31日更新 WebMD『Study Reveals How Coronavirus Travels Indoors』 (2020年8月6日に利用)
https://www.webmd.com/lung/news/20200804/expert-says-schools-need-testing-to-safely-reopen