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JapanRx / 皮膚科医によるスキンケア推奨事項

皮膚科医によるスキンケア推奨事項

科学的研究に裏打ちされており、効果が証明されている製品のみを使用してください。

市場にはあまりにも多くのスキンケア製品が出回っているため、どれを使用すれば良いのかわかりません。
ドラッグストアのスキンケアコーナーを訪れたことのある人なら誰でも、自分にあった製品を見つけることがどれ程大変かを知っているでしょう。
患者にどれを買うべきか尋ねられた時、その答えは単純です。
私は、科学的研究によって効果が証明されている製品のみを推奨しています。


- 皮膚科医の朝のスキンケア習慣
朝起きて一番にすべきことは、マイルドな洗顔フォームで肌を洗浄することです。
アレルゲンを含まず、天然の皮脂を落とさないような製品を探してください。
香料も皮膚の炎症や乾燥を引き起こすことがあるため、避けましょう。
マイルドな洗顔料は、肌を乾燥させることなく洗浄します。

次に、ビタミンCとE、フェルラ酸が含まれた抗酸化物質の使用をお勧めします。
抗酸化物質は汚染やその他環境ダメージから肌を守ります。
また、肌色をトーンアップし小じわやしわの見た目を改善することができます。

この抗酸化物質が乾いたら、日焼け止めを塗ることができます。
あらゆるブランドや強さの日焼け止めがあるので、選ぶのに苦労するでしょう。
私は全ての人に、酸化鉄か酸化亜鉛、または二酸化チタンが配合され、SPFが30以上の製品を使用するよう勧めています。
また、ほとんどの人が本来必要な日焼け止めの半量しか使用していないことから、私はSPFの高い日焼け止め(高ければ高いほど良い)を推奨しています。
SPFは、肌を保護する期間を示しています。
少なくとも日光をあびる30分前には日焼け止めをつけ、屋外に居続ける場合は2時間ごとに塗りなおすことがとても重要です。
よくある間違いとして、繰り返し塗布することを忘れがちであり、このためSPFが高い方が良いのです。
また、各日焼け止めの成分を調べることも重要です。
酸化亜鉛や二酸化チタンのような紫外線散乱剤の方が、化学物質の日焼け止め剤(語尾が~エート(ate)や~オン(one)となる成分)よりも効果的です。
紫外線散乱剤はアレルギーを起こす可能性がなく、化学物質の日焼け止め剤のように紫外線吸収して分解するのではなく、紫外線を反射します。
着色された紫外線散乱剤は、白浮きしないため良い選択肢です。

その後、化粧をしたい場合は、しても良いでしょう。
私は、小さい粗をカバーするため、まずSPF入りのコンシーラーを使用することをお勧めします。
これにより肌の見た目が良くなり、色付きの日焼け止めと良くなじみます。
その後、自然で軽い付け心地のミネラルパウダーを使用してください。
オイルフリーでパウダーベースのミネラル化粧品は、毛穴を詰まらせず、色の付いた保湿剤に良くなじみます。
唇には、SPF効果のあるグロスを探しましょう。
私は、低アレルギー性で無香料、パラベンフリーのブランドを使用しています。

日中の外出時や運転時は、ブラシ型の日焼け止めを塗り直してください。
これには、パウダーによる皮脂を吸収と日焼け止め二つの目的があります。
朝付けた日焼け止めのSPFの効果は、とっくに切れているのですから。(大半の日焼け止めの持続時間は2時間です。)

また、SPF配合の保湿剤をバッグの中や車に携帯することをお勧めします
車に置くことで、運転中の紫外線ダメージから保護することができます。
軽くで保湿効果がある製品を選びましょう。
運転中窓越しにも紫外線ダメージを受けるのです。
その他、ジェルマニキュア等にも使われるUVグローブを着用して手を保護する方法があります。

夜は、メイクを落とすことが肝心です。
洗顔の前にメイク落としを使うことで、マスカラやアイライナーが残るのを防ぐことができます。

その後朝使用したようなマイルドな洗顔料や、多くのアンチエイジング効果があるベータヒドロキシ酪酸(フルーツ酸)であるグリコール酸配合の洗顔料を使用しましょう。
これにより肌を美白し、にきびを防ぎ、老化を遅らせることができます。

洗顔後、毎晩行うルーティーンは以下の通りです。
ビタミンAベースのクリーム(レチノールやアダパレンは市販されています。トレチノインやタザロテンは処方が必要です。)を使用します。
このクリームは、新しいコラーゲンを作り、にきびを防ぎ、小じわやしわの発生を減らすことで肌を若々しく保つことができます。
最も一般的な副作用としては肌の乾燥や刺激がありますが、上に保湿剤を重ねることで最小限に抑えることができます。
セラミドやヒアルロン酸が含まれた製品を探してみましょう。
ヒアルロン酸は、皮膚にみられる天然分子です。
これは油っこく見えることなく肌を保湿し、たくさんのアンチエイジング効果を備えています。
セラミドは皮膚の水分を維持し、肌バリアを健康に保ちます。

肌の状態は一人ひとり異なるため、スキンケア方法を考える際には様々な要素が考慮されます。
認定皮膚科医に、ベストな方法を相談してみるのが最善です。

出典:2019年5月13日更新 U.S. News 『A Dermatologist's Skin Care Recommendations』(2019年5月23日に利用)
https://health.usnews.com/health-care/for-better/articles/whats-the-best-skin-care-routine