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痛っ!一般的な鎮痛剤が心不全のリスクを高める

新たなBMJの報告書によると、処方強度の高いイブプロフェン、ナプロキセンおよび他の抗炎症薬は、心不全のリスクを約20%上げることがわかりました。

以前の研究では、一般的にNSAIDと呼ばれる、非ステロイド性抗炎症薬と、心不全で入院する患者の相関関係がわかっていますが、COX-2阻害剤と呼ばれる抗炎症薬も関与していることがわかりました。
そこで、イタリアの研究者らは1999年から2010年の間に欧州4か国からほぼ1千万人のNSAIDのユーザーを分析することによって、実際のリスクを推定する研究に着手しました。

そして、彼らはいくつかの伝統的なNSAID(ジクロフェナク、イブプロフェン、インドメタシン、ケトロラク、ナプロキセン、ニメスリドおよびピロキシカムなど)や、2つのCOX2阻害剤、エトリコキシブおよびロフェコキシブでの高い心不全率に関連していたことを発見しました。そして、イブプロフェンおよびジクロフェナクの高用量でも、それらの確率が倍増しました。

絶対的リスク、または、原因と結果、または、低用量の店頭薬での危険性などを決定するのには、より多くの研究が必要とされます。

店頭薬のNSAIDは典型的には、より低い用量より短い持続時間ですが、それらは処方箋のNSAIDsと同じ用量で利用されることも可能であり、それらは不適切に過剰使用される可能性もあると、研究著者でミラノビコッカ大学の学生でもあるアンドレア アルフェ博士は、警告しました。

これらの薬を服用する場合、ユーザーは投与量に関する指示には慎重に従ってください。 「NSAIDは一部の患者に対しては明確なリスクをもたらすために規制強化が正当化されています。」と、リンクされた社説の中で、2人のデンマークの心臓専門医が書いています。

そして、それらの店頭薬を超えての可用性の広さは、「NSAIDは誰にとっても安全で無害な薬剤である。」という、よくある誤解を更にたきつけるものです。
これは、タイレノールやDayQuilを含む600以上の店頭薬や処方薬に使用されている鎮痛剤アセトアミノフェンに危険な副作用があると繰り返される報告に続くものです。

それらには、あまりにも多く摂取した場合、通常、この薬物を含有する別の薬と混合することによって起こる肝不全も含みます。
そして、最近の研究では、授乳中の母親が摂取した場合子供たちが問題行動を引き起こす可能性があると警告しています。


(記事元)http://www.nydailynews.com/life-style/health/ouch-common-painkillers-increase-heart-failure-article-...