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甲状腺機能低下症に適した食事方法

甲状腺機能低下症とは、甲状腺から甲状腺ホルモンが十分に放出されない状態を指します。
この疾患は細胞の成長や修復、体の代謝に影響を与えます。
甲状腺機能低下症は殆どの症例において、免疫系が機能不全となり、甲状腺を誤って破壊する橋本病(慢性甲状腺炎)を引き起こします。

遺伝やヨウ素欠乏、外科手術などが原発性甲状腺機能低下症の要因となることもあります。
甲状腺刺激ホルモン(TSH)が十分にあっても、甲状腺が放出できないことで、こうした疾患を発症することがあります。
脳下垂体の機能が適切でなと、甲状腺刺激ホルモン(TSH)の生産量が減少します。
この状態は、2次性甲状腺不全と呼ばれます。


<甲状腺機能低下症による代謝への影響>
体が甲状腺ホルモンの産生を止めると、体の代謝率が低下し、安静時のカロリー消費量が減ります。
実際TSHは代謝率をコントロールするため、代謝が良いことは健康状態が良いことを示すのはこのためです。
代謝低下に伴う健康リスクには、高コレステロール血症や心疾患など様々あります。

代謝を上げるには、有酸素運動の他、高強度のカーディオトレーニングが効果的であることがあります。
ただ、これだけでは足りません。
甲状腺の健康を保つためには、特定の食事法を取る必要があります。
甲状腺機能低下症患者に最適な食事法について学びましょう。


<何を食べるべきか>
甲状腺がホルモンを産生するためには、ヨウ素が必要です。
これが欠乏すると、特に途上国などでは、甲状腺機能低下症にかかりやすくなります。
米国では、ヨウ素入りの食品が簡単に入るため、それほど発症率は高くありません。
魚や卵、のり、乳製品などはヨウ素を豊富に含んでいます。

ヨウ素の過剰摂取は健康障害と関連している為、サプリメントを使用しても解決しないかもしれません。
ナッツや豆類、卵、マグロ、イワシは、甲状腺ホルモン産生の促進に必要なセレンの値を上げることができます。
ヨウ素とセレンはどちらも卵の黄身に含まれているため、卵は丸ごと食べる方が良いでしょう。

またミネラルにも、甲状腺をフリーラ時から守る作用があります。
同様の機能を持つその他のミネラルには、亜鉛があります。
牛肉や鶏肉、ラム、牡蠣、貝類などを食べることで、亜鉛不足を補うことができます。

タンパク質を取ることで、甲状腺機能低下症によって低下した体の代謝向上に役立つことがあります。
アブラナ科の野菜、果物、グルテンを含まない穀物(米やキノア、チアシード、フラックスシード)、乳製品、カフェインを含まない飲料は全て、この疾患を患う患者の食事として推奨されています。

ホウレンソウやキャベツ、カリフラワー、ブロッコリー、ケール、松の実、ピーナッツ、キビ、でんぷん質の植物、大豆食品に含まれるゴイトロゲン(甲状腺腫誘発物質)という物質は、甲状腺ホルモン生産を阻害します。
研究では、これはヨウ素欠乏症がある場合のみ当てはまる可能性が示唆されています。

出典: 2019年11月20更新 Medical Daily『Hypothyroidism Diet: What To Eat When Suffering With Condition』(2019年11月21日に利用)
https://www.medicaldaily.com/anal-cancer-symptoms-watch-out-amid-surge-us-cases-446092