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JapanRx / 新型コロナウイルスに対抗する薬として承認された初の抗ウイルス薬

新型コロナウイルスに対抗する薬として承認された初の抗ウイルス薬

3つの潜在的な抗COVID19薬が、中国当局によって公式に発表されました。

2019-nCoV急性呼吸器疾患としても知られる2019年のコロナウイルス感染(COVID–19)の発症以来始めて、抗ウイルス薬の販売がNational Medical Products Administrationによって承認されました。
浙江海正薬業が開発したこの薬は、現在中国で70,553人が感染(1,772人が死亡)したウイルス蔓延の予防や治療において重要な役割を果たすことが期待されていると、政府は公式のWeChatアカウントで述べました。

COVID-19は、SARSウイルスに密接に関連するウイルスであるSARS-CoV-2(2019年新型コロナウイルス)によって引き起こされる感染症です。
この感染症は2019~2020年のコロナウイルスアウトブレイクの原因であり、この期間中に発見されています。

こうした状況の中ついに科学技術省により、ファビラビル、クロロキンリン酸、およびレムデシビルの3つが潜在的な抗COVID19薬であると、正式に発表されました。
上記3つの薬は全て、臨床試験においてより明らかな治療効果及び有害反応の低下が示されました。

江省の台州政府は日曜日、新型コロナウイルスの治療に有効性を示した抗ウイルス薬、ファビラビル(以前はファピラビルとして知られていた)の販売が承認されたと発表しました。

これは、感染症が発生して以来、国立医療製品局によって販売が承認された最初の抗新型コロナウイルス薬です。
浙江海正薬業が開発したこの薬は、感染症流行の予防と治療に重要な役割を果たすと期待されている、と政府は公式のWeChatアカウントで述べました。

クロロキンリン酸は、抗マラリア薬および抗アメーバ薬のと呼ばれる薬物分類に属します。
これは、マラリアの予防と治療に使用される薬です。
その他、アメーバ症の治療にも使用されます。

現状最も効果が高い可能性がある薬はレムデシビルであり、この薬は既に米ギリアド・サイエンシズ社によって、エボラ出血熱およびマールブルグウイルス感染症の治療薬として開発されています。
この薬はその後、呼吸器合胞体ウイルス、フニンウイルス、ラッサウイルス、ニパウイルス、ヘンドラウイルス、コロナウイルス(MERSおよびSARSウイルスを含む)といったその他一本鎖RNAウイルスにも抗ウイルス活性を示すことがわかっています。

他のコロナウイルスに対する成功体験に基づいて、ギリアド社は、ワシントン州スノホミッシュ郡で2019-nCoVに感染したアメリカ人患者を治療する医師にレムデシビルを提供、また中国にもこの化合物を提供し、重度の症状がある、または無い感染患者に対する試験を実施しました。

中国の製薬会社ブライトジーン社はこの薬のコピーの開発及び製造に製造しており、同社はギリアド社からライ選手を取得し、臨床試験を実施して承認を得るまで、この薬を発売しないと主張しています。

COVID-19に対するレムデシビルの研究では、既に中国の患者の登録を初めており、ギリアド社のスポークスマンによって、新規コロナウイルス症例が初めて確認された都市である武漢で2つの臨床試験を実施する予定であることが確認されています。

出典 2020年2月17日更新 ZME Science『First antiviral drug approved to fight novel coronavirus』(2020年2月21日に利用)
https://www.zmescience.com/science/first-antiviral-drug-coronavirus-0423/