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新しいワクチンは、肺炎をなくすことができるかもしれない

ジャーナル・サイエンス・アドバンス(journal Science Advances)に掲載された新しい報告書によれば、肺炎による死亡は今世紀初頭からほぼ半減しており、開発中の新しいワクチンはさらに死亡者数を減らすことができるといいます。

肺炎球菌感染症の約7〜10%が、現在の予防接種では予防できないさまざまな病気によって引き起こされています。
しかし当局は、これらのあまり一般的でない形態の病気が、現在の予防接種の対象となっている23種の一般的な病気に取って代わることで、今後変化が起きることを危惧しています。

マウスとウサギで行われた試験によると、新しいワクチンは、90種類以上の既知の肺炎レンサ球菌株のうち、72株に対する免疫反応を刺激しました。
多くの場合において、既存のワクチンより優れていることがわかりました。

この研究の共同執筆者であるBlaine Pfeifer氏は、次のように述べています。
「私たちはこれまで肺炎の蔓延、特に子どもの肺炎に対抗するための大きな進歩を遂げてきました。しかし、自分でこの病気を治そうとする場合、よりスマートで費用対効果の高いワクチンを作る必要があります。」

この研究の別の共同執筆者であるCharles Jones氏は、次のように話します。
「一般的なワクチンは、体内から細菌を完全に取り除きます。 しかし現在、細菌、広義のマイクロバイオームは、健康維持に有益であることがわかっています。」

「私たちが開発中のワクチンを使用すれば、細菌を監視し、細菌コロニーから離脱し病気を引き起こす細菌のみを攻撃することができるのです。無害な細菌をそのままにしておくことで、有害な細菌に取って変わられることを防ぐことができるため、これは重要です。」

出典:2017年10月23日更新『New vaccine ‘could end pneumonia’』Health Spectator UK(2019年4月23日に利用)
https://health.spectator.co.uk/new-vaccine-could-end-pneumonia/