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患者の9割が女性!リウマチ最新治療の最前線

「関節リウマチ治療の進歩と次なる治療ゴールの重要性~日本を含む世界8か国での関節リウマチ患者の治療実態調査も発表~」と題したセミナーが、2015年5月15日帝国ホテルで開催されました。
本日は、そのセミナーにおいて、日本リウマチ学会専門医 松原メイフラワー病院院長 松原司医師が行った、関節リウマチの最新治療状況についての説明をご紹介します。

確実に進歩している関節リウマチの治療

「リウマチ」の歴史は古く、紀元前から関節炎、関節の痛みがあったと言われていますが、病気として確立されてきたのは19世紀になってからだそうです。
1980年代はアスピリンなどの痛みを止めるだけが主な治療法でしたが、2003年になって日本でも関節炎を和らげる生物学的製剤が使えるようになり、関節破壊の進行を抑制する事が可能になったとのこと。
日本リウマチ友の会が調査した結果をまとめた「リウマチ白書」によると、この生物学的製剤のお陰で、「寛解、または良くなった」という割合が2005年と2010年では、21.6%から31.2%と増え、2015年の結果は更に改善しているということでした。(データは、生物学的製剤を利用していない患者も含めたものとなっています)