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帝王切開で産まれた赤ちゃんは後の肥満リスクが高まる

ハーバード公衆衛生大学院が行った新しい研究によると、帝王切開で産まれた赤ちゃんは肥満になる可能性が高いといいます。

JAMA小児科学に発表されたこの研究では、帝王切開で産まれた人は、幼児期に肥満になる可能性が15%高く、このリスクは成人期まで継続することがわかりました。
兄弟間では、帝王切開で産まれた赤ちゃんは、経膣分娩で産まれた兄弟よりも肥満になる可能性が64%高くなります。

同研究の上級著者、ホルヘ・チャバロ氏は、次のように述べている。
「帝王切開による出産は、多くの場合必要であり、人を救う処置であることは間違いありません。」

「しかし帝王切開には、母親と新生児に対していくつかのリスクがあることが知られています。私たちの調査結果は、子どもの肥満のリスクが考慮すべき要因の一つである可能性を示しています。」

「この調査結果、特に帝王切開と経膣分娩で産まれた兄弟の間の肥満リスクに劇的な違いが示されたことは、帝王切開による出産と小児肥満の関連性が本当であるという説を裏付ける非常に説得力のある証拠となりました。」

「なぜなら、遺伝を含む肥満リスクに何かしらの影響を与えている可能性がある要因の多くは、出産の形態を除いて、兄弟間ではほぼ同じであるためです。」

出典:2016年9月7日更新 Health Spectator UK 『C-section babies face higher risk of obesity in later life』(2019年5月28日に利用)
https://health.spectator.co.uk/c-section-babies-face-higher-risk-of-obesity-in-later-life/