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JapanRx / 女性の死因第1位とは

女性の死因第1位とは

これは、全ての女性の49%の死因に値し、毎年平均400,000人の女性の死亡原因となっています。

上記は乳がんに関することだと推測されるかもしれませんが、そうではありません。
この国では全ての形態のがんによる死亡症例を合わせた数よりも多くの女性の死因となっているのは、心疾患なのです。

乳がんに対する意識が向上すれば無数の女性の命を救われ、生活が改善されるのですから、私は決してこうした意識を減らそうとしている訳ではありません。
私の目標は、心疾患は女性にとっても重大なリスクであることを認識し、このリスクに対処してもらうことです。


<家族歴を知る>
話し合いの中で家族歴の話題が何度も登場するのには理由があります。
家族歴は、個々人に合ったヘルスケアや疾患予防において重要なツールとなります。

心疾患については、自身の家族に関する情報を出来る限り多く集めて下さい。
まずは、親、祖父母、兄弟などの近親者から始めましょう。
心臓発作や心血管疾患を患っている人はいますか?
何歳の時に亡くなり、原因は何でしたか?

情報を多く集めるほど、あなたと医師がリスクを最小限に抑える方法を考える上で役立ちます。
手始めにMy Family Health Portraitなどのオンラインツールを活用すると良いでしょう。


<兆候や症状に注意する>
胸の痛みや圧迫感は、男女かかわらず誰にとっても心臓発作の兆候として一般的な症状です。
肩や腕に広がる痛みも同様です。

しかし、こうした一般的な症状は、女性の場合男性程強く出ないことがあります。
ですので、重度の吐き気や発汗、息切れ、異常なめまいや疲労感といったその他症状に特別な注意を払いましょう。
これらの症状に気付いたら(特に家族歴によりリスクがあることが判っている場合)、直ちに治療を受けて下さい。
残念ながら、女性の多くは心臓に損傷が起こるまで助けを求めていません。


<定期検査を受ける>
急性症状が出た際は直ちに治療を受けることに加えて、定期的に医師の検査予約を取りましょう。
検査前には、医師と懸念事項や家族歴について話し合う準備をして下さい。
危険因子は家族歴の他にも、喫煙や糖尿病、高血圧、高コレステロールなどがあります。

リスクがある方(多くの女性がこれに該当します)は、リスクを減少させるため、医師が個々人に合った計画を立てます。
これには、太りすぎや肥満がある場合は健康的な減量目標を立てる他、運動計画や、個々人に合った心臓の健康に良い栄養推奨事項などがあります。

何よりも、心疾患は主に男性が発症するものだと考えてはいけません。
女性にとっても主な死因となってはいますが、発症前に予防策を取ることができるのです。

出典 2020年2月10日更新 healthessentials『Women: Here’s Your No. 1 Killer』(2020年2月11日に利用)
https://health.clevelandclinic.org/women-heres-your-no-1-killer/